今年のドラフト1位指名であるザイオン・ウィリアムソンのサマーリーグデビューは、左ひざの打撲によりわずか9分で終了しました。
一見すると軽い負傷のように感じるものの、ウィリアムソンの体格が原因であり、今後の怪我の兆候であるという見方も少なくありません。
『ESPN』のセス・グリーンバーグ氏はウィリアムソンを「太り過ぎ」と指摘した一方で、チャールズ・バークレー氏は「太り過ぎではない」と指摘しており、この話題についても賛否両論となっています。
しかし現実的に考えると、やはりウィリアムソンの体重は重すぎるかもしれません。
ウィリアムソンの体重である285ポンド(約129kg)は、現在のNBAで2番目に重い選手に位置し、彼より重いのはダラス・マーベリックスのボバン・マリヤノビッチだけです。
マリヤノビッチはウィリアムソンよりも身長が8インチ(約20cm)も高いことを考慮すると、やはりウィリアムソンの体格は異常と言わざるを得ないでしょう。
ところが、ここに興味深い一つの噂があります。
ペリカンズのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるデイビッド・グリフィン氏によると、ウィリアムソンはまだ身長が伸びていると言うのです。
そのため、現在ウィリアムソンが取り組んでいるのは体重ではなく、コンディションだと伝えられました。
『The Athletic』とのインタビューで、グリフィン氏はその詳細について語っています。
「まだ体重を見極めることはできない。ザイオンはまだ成長しているんだ。このプロセスで分からなくなったことの一つとして、ジャクソン・ヘイズのように、ザイオンの身長がまだ伸びていることがある。彼が最終的にどうなるのか、正確には分からないね。だからプレイする時の体重は求めているものではない。求めているものは、最高のコンディションだ。体力や安定感を備えるために、彼の運動能力を引き出せる全てをコントロールする必要がある」
またデューク大時代に、ウィリアムソンはチームメイトのRJ・バレットと同じ6フィート7インチ(約200cm)で登録されていましたが、グリフィン氏によれば、現在はウィリアムソンの方がバレットよりも高いと語っています。
もし、ウィリアムソンが今後も身長を伸ばすようであれば、彼の体格の問題は多少なりとも改善されるかもしれません。