昨季の最後の3ヶ月をニューヨーク・ニックスで過ごした後、ディアンドレ・ジョーダンはブルックリン・ネッツと4年4,000万ドルで契約を結びました。
なぜ、ジョーダンはニックスとの再契約ではなく、ネッツとの新たな契約を選んだのでしょうか?
『New York Times』によれば、ジョーダンはケビン・デュラントと親友であり、「マディソン・スクエア・ガーデン(ニックスの本拠地)よりもバークレイズ・センター(ネッツの本拠地)の方が、デュラントと(カイリー)アービングをより歓迎してくれる状況」と伝えていたようです。
もしそれが事実であるならば、ジョーダンの経験や印象が自身の移籍先だけでなく、デュラントやアービングの移籍先さえも決定付けていたのかもしれません。
先日出版された『Gothamist』の記事の中で、ジョーダンは自身のフリーエージェントの決断について、次のように言及しました。
「ニックスの文化を批判しているわけではない。でも、(ネッツのヘッドコーチである)ケニー(アトキンソン)や、(ゼネラルマネージャーである)ショーン(マークス)のやっていることは素晴らしく、組織は隅から隅まで優れていたんだ。特に他の偉大な選手とプレイして、何かを構築する機会があるなら、その一部になりたいんだ」
この答えを見るに、ニックスが昨季65敗を喫したことよりも、ネッツがプレイオフに進んだということの方が、ジョーダンにとっては重要だったかもしれません。
それにアトキンソンHCの下でのネッツは、ペースやスリーポイントシュートを重点に置いた独特なプレイスタイルだったのに対し、デイビッド・フィズデイルHCの下でのニックスはアイデンティティに欠けていたことも、移籍先の決断を分ける要因だった可能性があります。
ジョーダンはニューヨークでプレイすることを受け入れていましたが、フリーエージェントとなった暁には、別のチームでプレイすることを望んでいたのでしょう。
彼はネッツについて、次のように語りました。
「このチームには多くのタレントが揃っている。ケビンは辛い怪我をしていて、しばらくの間は離脱することになるけど、彼は素晴らしい進捗で、素早い回復を見せている。彼が元気になれば、僕たちはもっと良くなるだろうね」
2017年のオールスターも、デュラントが復帰するまでの間に、アービングと共にネッツにどんな影響を与えられるか注目です。