カーメロ・アンソニーは2008年、2012年、2016年の3度のオリンピックで金メダル獲得を誇る、アメリカ代表のバスケットボール史上最大の選手の一人と言えるでしょう。
そしてどうやら、アメリカ代表のバスケットボール・マネージング・ディレクターのジェリー・コランジェロ氏によれば、カーメロは今年開催される2019 FIBAワールドカップの出場を希望していたようです。
コランジェロ氏は『Sports Illustrated』に対し、カーメロが代表としてプレイする機会を求めていたことを明かすと共に、カーメロがアメリカのバスケットボールへもたらした貢献に深い感謝と敬意を表しました。
しかしコランジェロ氏は、アメリカ代表が先に進むべき時だと考えていたと語ります。
「カーメロが大好きだ。彼は多大な貢献をしてくれた。素晴らしいインターナショナルプレイヤーだったよ。しかし、私たちがどこで何をしているのかについて言えば、(カーメロの代表入りは)気が散ってしまうかもしれない。要求された理由は分かっている。彼は自分自身を再び確立させようとしているんだ。それは(NBAで)されるべきだと思うよ」
カーメロは15年間のキャリアで平均24.0得点を記録していますが、直近2シーズンの成績の低下は著しく、昨季はヒューストン・ロケッツで10試合に出場した後にトレードされ、シカゴ・ブルズを経てフリーエージェントとなりました。
歴史上の観点から見ればカーメロが素晴らしい選手であることは明白ですが、2019年のワールドカップで戦うのは現時点で優れた選手たちであるため、コランジェロ氏やアメリカ代表の判断は間違っていません。
カーメロが地位を取り戻すには、NBAで活躍するほか無いのでしょう。