『The Athletic』のシャムス・シャラニア氏によると、2017-18シーズンを最後にNBAでのプレイから遠ざかっていたジョー・ジョンソンが、デトロイト・ピストンズと部分保証の1年契約を結んだようです。
また、『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ氏は、この動きに伴い、マイケル・ビーズリーが解雇されると報じました。
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38歳のスウィングマンであるジョンソンは、2017-18シーズンの最後をヒューストン・ロケッツでプレイしていましたが、最終的にローテーションから外され、昨季はどのNBAチームとも契約を結べませんでした。
しかしその後、3on3のバスケットボールリーグである『BIG3』のトリプレッツに加入すると、そこでレギュラーシーズンのMVPを受賞し、1試合あたり平均21.8得点を記録し、ほぼ独力でチームを優勝に導いたのです。
ジョンソンは7月下旬、『Salt Lake Tribune』のエリック・ウォルデン氏に対し、次のように語っていました。
「正直言って、自分のキャリアがどう終わったのか、落ち着いてはいないよ。特にヒューストンでは、何らかの理由で、ポストシーズンでプレイする機会さえ貰えなかったんだ。それが僕の頭に本当に残っている、唯一の記憶だね」
『BIG3』は主に、NBAでプレイする機会を失った選手や、実力が通じない選手が集まっていたことを考えると、ジョンソンはまさに成功者の例と言えるでしょう。
『BIG3』の創設者であるアイス・キューブ氏は、『The Athletic』のフランク・イソカ氏に対し、ジョンソンのNBA復帰が、リーグの信頼性の向上に繋がると語りました。
「(NBA復帰は)全く問題ない。それが一部の選手の目標であるなら、素晴らしいことじゃないか。私たちの主な目標は、3on3を存続させられるプロスポーツとして確立することだ。一部の選手が(NBAに)復帰できれば、それはリーグの信頼性に大きく貢献することになる。私たちは、選手が目標を達成するために何でもするつもりだ」
ジョンソンは2017-18シーズンに、1試合あたり平均6.8得点、3.1リバウンド、FG成功率 40.6%を記録しました。
ピストンズは、彼がプレイオフの経験を持つフロアのスペーサーとして、ベンチから貢献できることを願っています。
大きな補強とは言えないものの、『BIG3』で躍動したジョンソンが、NBAの舞台で、ピストンズに少しでもスコアリングやシューティングで、影響を与えられることを期待しましょう。