2019 FIBAワールドカップは、アメリカ代表の思い通りには行きませんでした。
2020年に開催される東京オリンピックの出場権は確保したものの、目標としていた史上初の3連覇には程遠い、7位で終えたからです。
アメリカ代表は今大会でも最もタレント力のあるチームだったかもしれませんが、歴史上では最もタレント力のあるチームではありませんでした。
なぜなら、多くのスーパースターが国際舞台で競う機会を断り、来季のNBAシーズンに向けて準備を整えるためです。
しかし、今回のワールドカップの結果を受けて、出場を辞退したスター選手たちにも、何かしら思うことがあるのかもしれません。
その一人が、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンです。
『CNBC』の「Power Money」に出演したグリーンは、2020年の東京オリンピックに出場する必要があるのか語りました。
「僕はプレイしたいと思っているし、多くの選手がプレイしたいと望むと思う。今年のスケジュールは、アメリカで行われる試合と、オーストラリアへの遠征で、少し怖かったんだ。だから、多くの人が辞退したんだと思う。中国への長い道のりがあるし、それは次のシーズンに繋がる。彼ら(アメリカ代表の選手)は数日以内に帰ってきて、2週間休んでトレーニングキャンプを迎えることになるだろうね」
もし、グリーンが語るように多くの選手が出場を希望するのであれば、12人のロスターを目指す競争は激しくなるかもしれません。
それでも、グリーンは東京オリンピックへの出場を希望しています。
「来年のオリンピックには、多くの選手が出場することになると思う。そして、僕はその12人のうちの1人となりたいね」