ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチの圧倒的なパフォーマンスが鳴りを潜めることは無く、11月25日(日本時間26日)のヒューストン・ロケッツ戦でも、41得点、6リバウンド、10アシストを記録し、チームを137-123の勝利に導きました。
今シーズンの開幕前、ドンチッチはシーズン目標をプレイオフ進出と掲げましたが、現在は11勝5敗でウェスタン・カンファレンス4位――プレイオフ進出のみならず、より壮大な目標ができても良いように思えるでしょう。
しかし、20歳のスーパースターが焦点を当てているのは、あくまでもプレイオフに進出し、3年連続でプレイオフを逃しているチームの不振を終わらせることのようです。
『ESPN』のティム・マクマホン氏によれば、ドンチッチは試合後にこう語りました。
「僕にとっては、プレイオフ(に進出する目標)がまだ続いている。長いシーズンで、まだ1ヶ月しか経っていない。まだプレイオフに出られていないのだから、このままを続けていかないとね」
チームの快進撃に浮かれていないのは、ドンチッチに限ったことではありません。
マーベリックスのリック・カーライル・ヘッドコーチも、チームが成長していることで勝利に結び付いたと語りました。
「興奮しすぎることはない。我々は、自分に能力があることを分かっているからね。…チームは成長している。これは大きな勝利で、それは疑う余地のないこと。ここはトップレベルのプレイが行われる会場で、素晴らしい選手たちと戦ったのだから、チームの選手たちは称賛に値する。しかし、これはプロセスの一環であって、日々の努力は必要だ」
『ESPN Stats & Information research』によれば、ドンチッチはこの日、21歳未満の選手としてはレブロン・ジェームズに次いで史上2人目となる、複数試合で40得点、10アシスト以上を記録した選手となっています。
マーベリックスのクリスタプス・ポルジンギスは、ドンチッチの活躍について次のように語りました。
「ルカがショーを魅せている。僕たちみんなが彼を頼っていて、彼は素晴らしいプレイをしている。彼の活躍をとても嬉しく思うよ」
そしてポルジンギスもまた、ドンチッチのように現在に集中していると語りました。
[kanren postid="16176"]「先は見据えたくない。シーズンは長いし、僕たちは自分自身を信じている。僕たちは、今までやってきたことを続けないといけない。やっていることの全てが正しいことを確かめないといけないんだ。コーチと選手の関係も、そうであるべき。僕は(関係が)一気に悪化するのを見てきたからね。今の僕たちは素晴らしい位置にいるから、それを続けたいと思っているよ」