12月3日(日本時間4日)に起きたヒューストン・ロケッツ対サンアントニオ・スパーズ戦の誤審を巡り、ロケッツはNBAが行動を起こしてくれるはずだと考えています。
事が起きたのは、ロケッツが102-89のリードで迎えた第4クォーター残り7分50秒、ロケッツのジェームズ・ハーデンのダンクショットが決まっていたにも関わらず、審判はそれをノーカウントとしました。
最終的に、試合はスパーズが追いついた後、第2オーバータイムを経てスパーズが135-133で勝利しています。
『ESPN』のティム・マクマホン氏によれば、ある情報筋は、ロケッツがその時点でリードしていたために勝利とするか、あるいは第4クォーター残り7分50秒の時点から再試合をすることを期待していると伝えています。
審判はハーデンのショットが決まっており、誤審であったことを認めたものの、ロケッツのマイク・ダントーニ・ヘッドコーチがタイムアウトの時点でチャレンジを要求していなかったと判断しました。
主審のジェームス・ケッパーズ氏は、記者団に対し次のようにコメントしています。
「ハーデンがダンクショットに行き、ボールがネットによって跳ね返ったように見えました。その場合は、バスケット・インターフェアとなります。フィールドゴールを成立させるためには、ネットをしっかり通る必要があります。私たちは、ここに来てからプレイを見ました。実際にはネットを通過しており、フィールドゴールは成立していたはずです」
「プレイがレビューされたどうかに関しては、レビューが可能なことですが、タイムアウト中にプレイに対してチャレンジできる30秒の制限時間があり、彼らがコールに対して抗議している間に、その時間が過ぎました。そのため、彼らは(チャレンジの要求が)できなかったのです」
一方でダントーニHCは、ケッパーズ氏のコメントが明らかになる前に、審判から受けた説明について語っています。
「私はそれ(ハーデンのプレイ)にチャレンジしたが、応答が無かった。それから別の審判が、ゴールテンディングではなく、我々のアウトオブバウンズだと言った。だから私は”ならば、それに対してチャレンジする”と言ったが、それができなかった」
『ESPN Stats & Information』によれば、再試合が行われた最新の例としては、2008年3月8日のマイアミ・ヒート対アトランタ・ホークス戦があります。
この4ヶ月前、ホークスがヒートを延長戦の末に117-111で破ったものの、オフィシャルのスコアラーは、ヒートのシャキール・オニールが残り51.9秒の時点でファウルをしていたと、誤って判断していました。
そのため残り51.9秒の時点から再試合が行われ、最終的にホークスが114-111でヒートに勝利しています。
スケジュール的な問題からも再試合が組まれることは滅多に無いとはいえ、プレイが起きた時にロケッツがリードしていたことや、最終的な結果が1ポゼッションであったことから、意見は賛否両論となるでしょう。
ロケッツのラッセル・ウェストブルックは、この日の敗戦を要約しました。
「最悪なことが起きた。至って単純なことさ」
【投票】
- 第4クォーター残り7分50秒の時点から再試合 43%, 245 票245 票 43%245 票 - 43%
- 必要なく、スパーズの勝利のまま 42%, 239 票239 票 42%239 票 - 42%
- 必要なく、ロケッツの勝利に変更 14%, 82 票82 票 14%82 票 - 14%