ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウェストブルックが、短距離走選手のようにコートの中を走り回っても、彼がロケッツに適応するには、マラソン選手のような調整期間が必要となるのかもしれません。
『USA TODAY』のマーク・メディナ氏によれば、チームメイトのジェームズ・ハーデンは、ウェストブルックのロケッツへの適応について、こうコメントしました。
「20~25試合で出来ることではない。1年かかるかもしれないね」
オクラホマシティ・サンダーからトレードされて5ヶ月、ロケッツはハーデンとウェストブルックのペアリングがどのように機能するのか見てきました。
ロケッツはここまで15勝7敗と好成績を残していますが、12月7日(日本時間8日)のフェニックス・サンズ戦に勝利する前の2試合で、ウェストブルックのフィールドゴール成功率は24.6%を記録していました。
また、ウェストブルックの今シーズンの平均ターンオーバー数は4.5本となっているほか、ロケッツのマイク・ダントーニ・ヘッドコーチがかなり重点を置いている3ポイントシュートでも、成功率はキャリア最低の21.9%となっています。
それでも、ウェストブルックは自身の適応について「ゆっくりだが確実に(進んでいる)」と言いました。
ウェストブルックの考え方もあり、ロケッツはハーデンとウェストブルックの現状をそれほど心配していません。
どちらもボールを持つことで活かされるタイプの選手であることは確かですが、それでも彼らはサンダーで一時期を共にして以降、素晴らしい関係を築いています。
実際、ハーデンとウェストブルックは今シーズンどちらも平均20得点以上を記録しており、これは2007-08シーズンのトレイシー・マグレディと、ヤオ・ミンのデュオ以来のことでもあります。
また、ウェストブルックが10アシスト以上を記録した時、ロケッツは5勝1敗という成績を残しています。
ハーデンは、課題の解決について「まだ早い」とコメントしました。
「重要なのは、解決しようとしている間に、成功を積み重ねることさ」
ウェストブルックがロケッツに適応するにはまだ時間がかかるかもしれませんが、これはロケッツにとって順調な物語のようです。
[kanren postid="16332"]