期待されてきた若手のカイル・クーズマや、オールスターファン投票の第2回途中経過でガード部門の6位に入っていたアレックス・カルーソでさえ、ロサンゼルス・レイカーズは優勝のためであれば彼らを手放す覚悟ができているようです。
『Los Angeles Times』のタニア・ガングリ氏によれば、リーグ関係者は、レイカーズのゼネラルマネージャーであるロブ・ペリンカ氏が、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス以外は誰でもトレードすることをいとわず、主にクーズマのトレードについて複数のチームと議論を交わしたと伝えました。
昨年、トロント・ラプターズはトレード期限直前に、メンフィス・グリズリーズへヨナス・バランチュナス、デロン・ライト、CJ・マイルズをトレードし、代わりにマーク・ガソルを獲得したことで、NBA全体を驚かせました。
時には、優勝するためにチームの中核を担う選手を動かすことも必要です。
当時のラプターズが知っていたことは、レナードの契約が1年間しか無かったということであったため、限られた時間で優勝できるチームへ変貌させなければなりませんでした。
そして結果的に彼らは優勝し、中核をトレードする大胆な策は成功に終わったと言えるでしょう。
この教訓は、歴史ある優勝経験を持つレイカーズであれば、よく理解しているはずです。
今シーズン、レイカーズは32勝7敗でリーグの大半のチームに勝利していますが、一方で、同じ優勝候補のロサンゼルス・クリッパーズや、ミルウォーキー・バックスには一度も勝利できていません。
そのため、改善の余地はあると言えるでしょう。
例えば、クーズマはチームにとって優しい契約を結んでいる若い選手ですが、それでもレイカーズは改善を手段を模索しているようです。
優勝するために必要なことを恐れていなければ、レイカーズはトレード期限までに何かしらの動きを見せ、優勝の可能性をまた一歩縮めるかもしれません。
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