ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチと、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤング――彼らは今後も、比較され続けることになるでしょう。
2018年のドラフト当時、全体3位指名権を保持していたホークスはドンチッチを指名し、全体5位指名権を保持していたマーベリックスはヤングを指名した後、マーベリックスがホークスへ同年の1巡目指名権を送ることで、ドンチッチとヤングのトレードが成立しました。
もちろん、これは双方が望んだWin-Winのトレードですが、仮にあの夜のトレードの勝者と敗者を決めるとしたら、どうなるのでしょうか?
『Bleacher Report』のマイケル・スコット氏によれば、ヤングはその疑問に対して答えを持っています。
「彼ら(マーベリックス)は、より多くのベテランが居て、より勝ちたいと思っているチームだ。僕たちも勝ちたいチームだけど、育成に力を入れているし、リーグで最も平均年齢の低いチームだ。状況が違うだけに、今のところ(トレードの)勝敗を判断するのは難しい。それに、僕はあまり気にしていない。自分のチームに集中していて、どうすればチームの力になれるか考えている。きっとキャリアの終わりまで続く議題になると思うけど、僕は気にかけていないよ」
互いにキャリア2年目を迎えた今シーズン、確かにドンチッチはMVP級の活躍を続けていますが、ヤングもオールスター級の活躍でチームを引っ張っています。
ヤングは、いずれアトランタに「複数回の優勝をもたらしたい」と語りました。
「ファンとこの街は、それに値する。それができれば、僕にとっては、自分のストーリーの中でとても大きなことになるね」
今後数年間、十数年間に渡って、ドンチッチとヤングの互いの活躍が繰り広げられることは、NBAファンの誰もが楽しみにしていることでしょう。
2018年のドラフトの勝敗を決める議論をするには、明らかにまだ早すぎるでしょう。
▼ドンチッチとヤングの、今シーズンのスタッツ比較(2020年1月16日終了時点)
ルカ・ドンチッチ
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項目 | トレイ・ヤング
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32.7 | 出場時間 | 35.2 |
28.9 | 得点 | 29.1 |
9.6 | リバウンド | 4.5 |
8.8 | アシスト | 8.5 |
46.7% | フィールドゴール成功率 | 44.2% |
32.2% | 3ポイントシュート成功率 | 36.9% |
78.2% | フリースロー成功率 | 84.5% |
1.1 | スティール | 1.2 |
4.3 | ターンオーバー | 4.8 |
36.0 | USG% | 34.0 |
100.41 | ペース | 104.81 |