先週のトレード期限が過ぎる前、オーランド・マジックはフォワードのアーロン・ゴードンのトレードを模索していたと、『Heavy.com』のショーン・デバニー氏が伝えています。
デバニー氏によれば、ゴールデンステイト・ウォリアーズはゴードンのトレードについて話し合っていたチームの一つであり、マジックは昨年の夏に制限付きフリーエージェントとなったディアンジェロ・ラッセルの獲得に関心を示していました。
ただ最終的に、ウォリアーズはラッセルをミネソタ・ティンバーウルブズへトレードしています。
ゴードンはまだマジックでプレイを続けていますが、ある情報筋は、マジックが夏に再びゴードンのトレード市場に目を向けると語りました。
「彼らは期限までに(ゴードンのトレードを)間に合わせようと必死だった。シーズンが終わり、彼の市場がどうなのか分かれば、その話に再び焦点が当てられることとなる」
ゴードンはトレードを要求しているわけではなく、マジックでプレイすることに満足しているようですが、彼とマジックの将来は不透明な状態にあります。
その理由の一つは、キャリア3年目にして成長を見せているジョナサン・アイザックの存在があり、彼は膝の怪我で離脱する前、オフェンス面でより大きな責任を与えられていました。
またマジックは、昨年のドラフトで全体16位指名し、今は前十字靭帯断裂の回復に努めているチュマ・オキキが、健康になった時にアイザックの隣でプレイすることを期待しています。
そのためには多少の時間が必要かもしれませんが、もしマジックが本当にそのように考えているとすれば、ゴードンの居場所はマジックに無いのかもしれません。
幸いにも、ゴードンはトレードをする上で困るような資産ではないでしょう。
ゴードンは2018年に4年7,600万ドルの契約を結んでいますが、この契約は年が進むにつれて減給されるように構成されており、今シーズンは1,980万ドル、来シーズンは1,810万ドル、2021-22シーズンには1,640万ドルまで下がります。
ゴードンが残り2年間で約3,450万ドルの契約を残していることは、マジック以外のチームにとってはそれほど悪いことではありません。
ただし、2月の時点でゴードンをトレードするのは困難なことでした。
なぜなら、今シーズンのゴードンは長いスランプに苦しみ、1月1日までの成績は平均13.2得点、フィールドゴール成功率40.4%に留まっていたからです。
その後ゴードンの成績は上向き始めましたが、それはアイザックが負傷した時期と重なるため、彼の離脱が影響しているとしても不思議ではないでしょう。
ゴードンとアイザックが共存できるかどうかという疑問は2年前からありましたが、今シーズンはその答えを思い知らされたようにも感じます。
幸か、不幸か――アイザックの離脱によって、ゴードンは今シーズンの残りの期間でトレード価値を高めることができます。
さらに2020年のフリーエージェントに魅力的な選手が少ないことを考えると、再建中のチームはゴードンのような選手を欲しがるでしょう。
一方でマジックに必要なのは、バックコートの選手です。
エバン・フォーニエは来シーズンも1,700万ドルのプレイヤーオプションを保持しており、それは行使されると考えられていますが、決して長期的な保証ではありません。
マーケル・フルツも頼れる選手へと成長しつつありますが、チームには層の厚さも必要です。
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