シャーロット・ホーネッツのビスマック・ビヨンボの自宅には、15~25歳の6人の兄弟姉妹が新型コロナウイルスの影響によって集まっています。
『The Charlotte Observer』のリック・ボンネル記者によれば、普段はアメリカの各地の学校にいる兄弟姉妹が数週間も集まることについて、ビヨンボは「初めてのこと」と語りました。
NBAで9シーズン目を送っている27歳のビヨンボは、これまでに7,500万ドル(約80億円)以上を稼いでおり、最近は母国であるコンゴ共和国の医療を支援するため、100万ドル相当の物資を送りました。
そこには、酸素タンクが備え付けられたスーツ、医師や看護師のための防護服、新生児用の保育器、病弱者のための車椅子といったものがあります。
そしてビヨンボは、世界的に新型コロナウイルスの恐怖が広がっているからこそ、ポジティブさを維持しなければならないと考えています。
彼は新型コロナウイルスを理由に時間を無駄にするのではなく、それを理由に時間を有効活用すべきだと語りました。
「この期間を利用して、自分を良くしていかないといけない。ビデオゲームをするのも素晴らしいことだが、本を読むことに少しでも時間を費やしてみるといい。自分自身を教育するんだ。状況をより理解して良い人間になるのか、もっとダメな人間になるかのどちらかだ」
それからビヨンボは、トレーニング施設の利用が禁止されている中でのコンディションの維持について、ホーネッツのリハビリ部門代表のパウエル・バーンハートが、限られた機材でワークアウトを可能とする方法を考案し続けていることを明らかにしました。
「僕はそうしたワークアウトを、ヘトヘトになるまでやろうとしている。彼は僕を競争者として維持するために、毎週様々な課題を見つけてくるんだ」
このオフシーズンにフリーエージェントとなるビヨンボは、今のホーネッツの印象についても語りました。
2011年からホーネッツで4年間プレイした後、一時は他のチームに移籍しながらも、2018年に再びホーネッツへ戻ってきたビヨンボは、今の再建中のメンバーのメンターとなることを気に入っているようです。
「7~10試合にも勝てなかったチームから、本気で取り組まなければならないチームへと変貌した。僕はこのチームの若い選手たちと一緒に居るのが楽しいよ」
今シーズンのホーネッツは23勝42敗でイースタン・カンファレンス10位につけており、8位のオーランド・マジックとは7.0ゲーム差が付いていますが、彼らはトロント・ラプターズ、ヒューストン・ロケッツ、マイアミ・ヒートといった強敵にも打ち勝ってきました。
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