米国政府から新型コロナウイルスの影響を受けている中小企業へ向けて融資された460万ドルをロサンゼルス・レイカーズが返済したと、『ESPN』のケビン・アーノビッツ記者が伝えています。
レイカーズはこの融資を受け取る資格があり、申請し、資金を受け取っていたものの、同プログラムの2兆2,000億ドルの予算が2週間で底をついたため、返済することを決定しました。
レイカーズは融資の返済について、次のように声明を発表しています。
レイカーズは給与保護プログラムの融資資格を取得し、融資を受けました。プログラムの資金が底をついたと判明した時点で、我々は最も資金を必要としている人々に援助が向けられるよう、融資を返済しました。レイカーズは従業員とコミュニティの両方を支援することに全力を尽くしています。
このプログラムは、新型コロナウイルスが大流行する中で中小企業を支援するために立ち上げられましたが、レイカーズのように収益性の高い企業も融資を受けられることに課題がありました。
レイカーズの他にも、『Shake Shack』や『AutoNation』といった企業は融資の返済を発表しています。
『ESPN』によれば、シーズンが中断される前のレイカーズの球団資産価値は40億ドル(約4260億円)以上と推定されていました。
レイカーズはリーグで最も収益の高いローカル放送契約を結んでいるとされ、その収益は年間1億5,000万ドル(約160億円)に及ぶとも言われています。
さらにレイカーズにはオーナー権を持つバス一家に加え、フィリップ・アンシュッツ、パトリック・スーン・シオン、エド・ロスキーJr.ら3人の億万長者のマイノリティパートナーがいます。
レイカーズはまた、3月にロサンゼルス・クリッパーズ、サクラメント・キングスと協力し、シーズン中断によって収入が失われたイベントスタッフを支援する基金を設立しました。
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