ボストン・セルティックスとジェイソン・テイタムの差し迫った問題の一つは、2019-20シーズンが終了した後にマックス契約の契約延長を結ぶかどうかということでしょう。
2017年のドラフトでセルティックスに全体3位で指名されたテイタムは、キャリア3年目にしてオールスター選出を果たし、平均23.6得点、7.1リバウンドを記録するまでに成長し、将来のセルティックスを引っ張る重要な存在となったことは言うまでもありません。
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ジェイソン・テイタムの獲得を確信していたダニー・エインジGM
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『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は、今シーズン終了後にセルティックスがテイタムにマックス契約で契約延長を提示するだろうと指摘しています。
「セルティックスがケビン・ガーネットやポール・ピアースをドラフト指名権のためにトレードした時、再建で思い描いていたスーパースターがジェイソン・テイタムのような選手であるなら、セルティックスは再び”全盛期”を迎えることができるだろう。だが、それはまだ先の話だ。まずは、今シーズンが終わったら彼にマックス契約を提示する必要がある。彼に賭けることになるだろう」
もしテイタムがマックス契約を結ぶ場合、彼の契約はサラリーキャップの25%を占めることになります。
新型コロナウイルスの影響でNBAの収益が減少しているため、2020-21シーズンのサラリーキャップが減少する可能性が高いことや、昨年の夏にジェイレン・ブラウンと4年1億700万ドルの契約を結んでいることを考えると、セルティックスはテイタムとのマックス契約でキャップの柔軟性を大幅に失うことになるでしょう。
とはいえ、テイタムやブラウンがセルティックスの中心的存在であることは、アンソニー・デイビスやカワイ・レナードのトレード案に含めるのをダニー・エインジGMが断ったことからも明らかです。
結局のところ、テイタムはマックス契約に値する選手であり、テイタムを失うことはキャップの柔軟性を失うことよりも手痛いということを、セルティックスは理解しているはずです。