リーグは今月からオーランドで再開される2019-20シーズンに向け、新型コロナウイルスの感染を広げないための厳格な安全手順を設けました。
しかし、安全手順が機能するには全ての選手がルールを遵守することが前提であるため、それに対して懸念を抱いている者も少なからずいます。
そんな中、ボストン・セルティックスのマーカス・スマートは新型コロナウイルスに感染した選手の一人として、ウイルスの危険性を他の選手たちへ伝えようとしています。
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『NBC Sports Boston』のダレン・ハートウェル記者によれば、スマートは火曜日の電話インタビューの中で、無症状でも新型コロナウイルスを真剣に受け止めるようにと語りました。
「無症状の症例が問題になっているのが本当に気がかり。無症状だから、何も知らずに家に帰ってしまう。何も感じていないから”検査は不要だ。体調は良いからね”と言ってしまう。そうしてウイルスはどこにでも広がっていき、手に負えなくなってしまう」
幸いにも、スマート自身には何の症状も出なかったものの、全ての感染者がそうなるわけではなく、最悪の場合は死に至ることさえあります。
だからこそ、スマートは無症状を経験した人間としても、直接的な影響がなければ問題ないと考える――特に若い選手たちにメッセージを送っています。
「年上の選手たちや、新型コロナウイルスに感染した選手たちは真剣に受け止めている。若い選手の中には懐疑的に思う選手もいるかもしれないけど、ベテランの選手や、チームの他の選手が、そういった選手を抑える役割を果たす必要がある。自分は深刻に受け止めていなかったとしても、自分が相手を危険にさらしていて、相手はそれを深刻に受け止めているのだから、相手を尊重しなければいけない」
リーグは新型コロナウイルスを広げないために尽力していますが、結局のところ、最も必要とされるのは選手たちの自覚ということです。