ブルックリン・ネッツがフリーエージェントのジャマール・クロフォードと契約したことを、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が伝えています。
クロフォードは今シーズン一度もプレイしていませんが、3度のシックスマン受賞や、フェニックス・サンズに在籍していた昨シーズンの最後の試合で51得点を記録しており、注目のフリーエージェントの一人とみなされていました。
リーグ最年長選手であるビンス・カーターの在籍するアトランタ・ホークスがシーズン再開に含まれないため、40歳のクロフォードはマイアミ・ヒートのユドニス・ハスレムを3ヶ月上回り、シーズン再開後にプレイする最年長の選手となります。
年齢による衰えは見えるものの、常にベンチから得点を生み出せる選手として昨シーズンも平均7.9得点を記録しており、限定的ながらチームに貢献してくれることを期待できるでしょう。
既存の負傷者と、一連の新型コロナウイルス陽性反応によって、ネッツのロスターは壊滅状態になっていたため、彼らはオフェンス面のサポートを切望していました。
ネッツの明らかな得点源がキャリス・ルバートやジョー・ハリスくらいしか居ないことを考えると、クロフォードにも多くのシュート機会は巡ってくるかもしれません。
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ネッツは現時点でイースタン・カンファレンス7位を記録しており、同9位のワシントン・ウィザーズとは6.0ゲーム差があるため、8試合のレギュラーシーズンを8位以内で終える可能性は高いでしょう。
しかし、もし8位のチームと9位のチームが4.0ゲーム差以内であった場合は、プレイオフ進出をかけたプレイイン・トーナメントが行われることになります。
ただ、ウィザーズも主力のブラッドリー・ビールとダービス・ベルターンスを欠いていることを考えると、ネッツのプレイオフ進出がそれほど危機的状況にあるというわけでもありません。
もしネッツがプレイオフ進出を逃すと、彼らはミネソタ・ティンバーウルブズにトレードしている自身の1巡目指名権を取り戻すことができます(トップ14保護であるため)。
その場合、ネッツは来シーズンの1巡目指名権をウルブズに譲渡する必要がありますが、ケビン・デュラントやカイリー・アービングをはじめとした完全なロスターで優勝を目指すことを考えると、指名権を手放すことはそれほど痛手ではないでしょう。
シーズン再開前の契約について、当初のリーグの規則では、今シーズンのロスターに登録されていなかったクロフォードは契約する資格が無いと報告されていましたが、その後に規則が緩和されました。