シーズンが再開する前、ウェスタン・カンファレンス13位だったフェニックス・サンズがプレイオフに進出する可能性は、どのチームよりも低いと考えられていました。
それから約1週間が経過した今、彼らはバブル内で最もホットなチームの一つとなっています。
8月6日(日本時間7日)のインディアナ・ペイサーズ戦に114-99で勝利したため、サンズはシーズン再開後の成績を4勝0敗としました。
7日(同8日)にトロント・ラプターズがボストン・セルティックスに敗れて3勝1敗としたため、シーズン再開後に無敗を記録しているのはサンズのみです。
7日の試合結果により、サンズの順位はウェスト12位とあまり変動が無いように見えますが、シーズン再開前に同8位のメンフィス・グリズリーズとあったはずの6.0ゲーム差は、わずか4試合で1.5ゲーム差まで縮まっています。
『USA Today』のマーク・メディナ記者によれば、サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチはチームの快進撃について次のようにコメントしました。
「勝つことが好きなだけでなく、チーム一丸となっている姿を見るのは本当に素晴らしいことだ」
とはいえ、サンズの険しい道のりはまだ続いていくでしょう。
ウェスト8位のグリズリーズが1勝4敗、同11位のニューオーリンズ・ペリカンズが2勝3敗と苦戦している一方で、同9位のポートランド・トレイルブレイザーズは3勝1敗、同10位のサンアントニオ・スパーズは3勝2敗と善戦を繰り広げています。
サンズも、残りの4試合でマイアミ・ヒート、オクラホマシティ・サンダー、フィラデルフィア・76ers、ダラス・マーベリックスとタフな試合が続くため、決して気を抜くことはできません。
しかし、これまでもロサンゼルス・クリッパーズやペイサーズを下し、勢いに乗っていることを考えると、彼らが大番狂わせを起こしたとしても不思議ではないでしょう。
サンズの雰囲気は良く、ダリオ・サリッチは「素晴らしい気分」と語りました。
「これは一晩で成し遂げたことではない。5月の第1週から毎日頑張ってきたこと。それが報われたんだ。プレッシャーも感じず、自由にプレイできている」