ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、シーズン再開後に大きなステップアップを見せた選手の一人です。
彼は8試合のシーディングゲームズで平均37.6得点、9.6アシスト、フィールドゴール成功率49.7%、3ポイントシュート成功率43.6%を記録し、シーディングゲームズのMVPを受賞するとともに、チームを第8シードでプレイオフに導きました。
そして今、リラードは自身と同じようなステップアップを来季に見せてくれるであろう若手選手を予想しています。
SNS上で、来季のステップアップが期待できる選手をファンから尋ねられたリラードは、ブルックリン・ネッツのキャリス・ルバートと、ニューオーリンズ・ペリカンズのロンゾ・ボールを挙げました。
Ima go with Caris Levert or Lonzo Ball https://t.co/eeHkuioZuN
— Damian Lillard (@Dame_Lillard) September 4, 2020
ルバートは、シーズン再開後にもステップアップを見せた選手の一人でした。
ケビン・デュラントやカイリー・アービング、スペンサー・ディンウィディーといった主力選手がシーズン再開後にプレイしなかったため、どちらかといえばルバートが”そうせざるを得ない”状況に置かれていたことは確かでしょう。
それでも、彼はシーディングゲームズで6試合に出場して平均25.0得点、5.0リバウンド、6.7アシスト、プレイオフでは4試合で平均20.3得点、6.0リバウンド、9.3アシストを記録し、自身の役割を全うして見せました。
一方、リラードがボールの名前を挙げたのは少し意外だったかもしれません。
ボールはシーズン再開後に苦労した選手の一人であり、シーディングゲームズの7試合では平均7.1得点、フィールドゴール成功率30.5%、3ポイントシュート成功率28.1%に終わり、最終的にペリカンズは日程の面でも有利とされながらプレイオフ進出を逃しました。
とはいえ3月にシーズンが中断される前には、確かにボールにもステップアップできる兆候はありました。
特に課題とされていた3ポイントシュートの改善は素晴らしく、ロサンゼルス・レイカーズで過ごした2年間でわずか31.5%だった成功率が、ペリカンズに移籍した今季は37.5%まで跳ね上がっています。
そして、ボールは自身を証明する準備はできているようで、実際にリラードの予想に感謝の意を示しました。
Respect
— Lonzo Ball (@ZO2_) September 4, 2020
ルバートも、ボールも、チームの第1オプションでなければ第2オプションでもありません。
その中で来季の彼らがどのようにステップアップできるかは、非常に興味深いことだと言えるでしょう。