今年のプレイオフもカンファレンス準決勝で敗れ、4年間に渡ってチームを指揮してきたマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)が退任した今、ヒューストン・ロケッツは将来性の面で深刻な問題に直面しています。
チームの中心選手であるジェームズ・ハーデンやラッセル・ウェストブルックも互いに31歳であることを考えると、彼らがロケッツの一員であることが”当然”という観念は捨て去ったほうがよいのかもしれません。
『Bleacher Report』のエリック・ピンカス記者によれば、イースタン・カンファレンスのエグゼクティブの一人は、ハーデンのトレードの可能性について言及しました。
「ハーデンを放出することも含めて、全てが計画されるべきだ」
Bleacher Report
別のイーストのエグゼクティブは、ウェストブルックが本当にフィットするチームについて語っています。
「(ニューヨーク)ニックスだけが、ウェストブルックがフィットできる唯一のチームかもしれない。他に存在するかどうかは分からない」
Bleacher Report
これらはあくまで他のチームの首脳陣の憶測に過ぎないため、決してロケッツの首脳陣がハーデンやウェストブルックを放出しようと目論んでいることを意味するわけではありません。
しかし、だからといってロケッツが今後の数年間もハーデンやウェストブルックに頼るチーム構成で成功できるかと言われれば、難しいと感じてしまうのは当然のことでしょう。
ハーデンとウェストブルックがスーパーマックス契約を結んでいることにより、ロケッツはキャップの柔軟性を大きく失っています。
さらに、両者とも残り2年間の契約が保証されているため、彼らを放出しなければ少なくとも2022年まで大掛かりな補強をすることも厳しくなります(両者ともプレイヤーオプションを行使すれば2023年まで)。
ロケッツがハーデンやウェストブルックを放出しないことが悪い選択肢であるとは言いませんが、スーパースターである彼らがトレードの駒となる可能性は、今年の結果を踏まえてこれまで以上に高まっていると考えられそうです。
【投票】
- ラッセル・ウェストブルックのみトレードすべき 58%, 185 票185 票 58%185 票 - 58%
- どちらもトレードすべき 22%, 70 票70 票 22%70 票 - 22%
- どちらもトレードすべきではない 17%, 54 票54 票 17%54 票 - 17%
- ジェームス・ハーデンのみトレードすべき 3%, 10 票10 票 3%10 票 - 3%