12月26日(日本時間27日)に行われたNBAは数試合で番狂わせが起きていました。シャーロット・ホーネッツがブルックリン・ネッツに106-104で、ニューヨーク・ニックスがミルウォーキー・バックスに130-110で、そしてクリーブランド・キャバリアーズがフィラデルフィア・76ersに118-94で勝利しています。
ロサンゼルス・レイカーズのレジェンドであるマジック・ジョンソンはこれらの試合結果が何を意味するのか、ツイッター上で簡潔に説明しました。
今季のNBAはとても面白くなるだろう!今夜何が起きたのか見てほしい…ホーネッツはネッツを破り、ニックスはバックスを破り、キャバリアーズは76ersを破ったんだ。
The NBA is going to be so exciting this year!! Look at what happened tonight...the Hornets beat the Nets, the Knicks blew out the Bucks, and the Cavaliers blew out the Sixers.
— Earvin Magic Johnson (@MagicJohnson) December 28, 2020
最大の驚きは、7年連続でプレイオフ進出を逃しているニックスが、直近2シーズンのリーグで最も勝利を挙げているバックスに20点差で勝利したことでしょう。ニックスはジュリアス・ランドルとエルフリッド・ペイトンだけで計56得点を叩き出し、2度のMVP受賞者であるヤニス・アデトクンボを擁する優勝候補を寄せ付けませんでした。
ネッツはスターのケビン・デュラントとカイリー・アービングが完全復活を果たし、開幕後のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦、ボストン・セルティックス戦を立て続けに大差で勝利していたため、ホーネッツ戦でも問題なく勝利を収めることが予想されていました。しかし、ホーネッツは彼らに大量リードを与えなかったどころか、第4クォーターに最大18点差をつけました。ネッツは何とか巻き返したものの、あと一歩及びませんでした。
76ersも同様の運命を辿っている――というよりは、今季のキャバリアーズは侮れないというべきでしょうか。昨季のキャバリアーズはイースタン・カンファレンス最下位に終わりましたが、今季の彼らはここまで開幕3連勝を飾っています。たった3試合とはいえ、コリン・セクストン(平均27.0得点)、アンドレ・ドラモンド(平均20.3得点、14.7リバウンド)、ダリアス・ガーランド(平均19.0得点、8.3アシスト)の若手三人衆のパフォーマンスは目を見張るものがあり、彼らの一貫性によってはプレイオフ進出も徐々に見えてくるようになるでしょう。
当然これらはただの1試合に過ぎず、バックス、ネッツ、76ersの地位が低下したことを意味するわけではありません。しかし、こうした番狂わせはNBAの醍醐味の一つであり、時には昨季のマイアミ・ヒートのように本物の実力を証明した瞬間である場合もあります。いずれにせよ、ジョンソンが言うように今季のNBAも面白くなることは間違いないでしょう。
-
ルカ・ドンチッチとマジック・ジョンソンを比較するマーベリックスのオーナー