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ケビン・デュラントの検疫による数試合の欠場に、スティーブ・ナッシュHCは「彼にとってフラストレーションが溜まる」

ブルックリン・ネッツのスターであるケビン・デュラントは現在、リーグの新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルに準拠するために1週間の離脱を余儀なくされています。デュラントは2020年3月に新型コロナウイルスに感染していたため、ウイルスの抗体を持っている彼自身には陽性反応がありませんでした。しかし、デュラントの関係者に陽性反応が出たことによって、彼は抗体の有無にかかわらず数試合の欠場を余儀なくされます。

ネッツにとっても、デュラントにとっても、アキレス腱断裂から復帰して素晴らしいパフォーマンスに歯止めをかけられるのは厄介なことです。デュラントは今季の6試合で平均28.2得点、7.0リバウンド、4.8アシスト、フィールドゴール成功率 51.4%、3ポイントシュート成功率 45.5%と、シーズンMVPも予感させるようなスタートを切っていました。

たとえそれがリーグの安全を守るための措置であったとしても、ネッツのスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)は最高の選手の一人を起用できない状況をあまり良く思っていません。ナッシュHCは「彼にとっては恐ろしいこと」と語りました。

「長い離脱から戻ってきたのに、試合に出られないのは彼にとってフラストレーションが溜まること。それでも我々は奮闘して、長い時間を耐えなければならない。やがて彼は復帰して、離脱のことを忘れさせてくれるのは分かっている」

デュラントともう一人のスターであるカイリー・アービングを擁するネッツは、開幕後の最初の2試合で大勝したことで良いスタートを切ったかのように思えましたが、その後デュラントが欠場するまでの5試合で1勝4敗と停滞しました。それでも1月5日(日本時間6日)のユタ・ジャズ戦ではアービング、キャリス・ルバート、ジャレット・アレンの活躍によって130‐96で勝利し、今季の成績を4勝4敗の勝率5割に戻しています。

新型コロナウイルスの安全対策に対処しつつ勝利を目指すのは簡単なことではありません。しかし、ネッツもNBAのいちチームである以上、今後も同様の状況に直面する可能性が無いとは言い切れないでしょう。彼らは今年の困難な冬を乗り切る方法を見つけ出す必要があります。

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