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NBAで大成できなかった6人の”サマーリーグのレジェンド”

NBAのサマーリーグは、選手のNBAの将来を最初に見極めるのに適した舞台です。

サマーリーグで素晴らしいパフォーマンスを見せた選手は、NBAでの将来の成功の指標の一つとなり得るでしょう。

デイミアン・リラードやデマー・デローザン、ラマーカス・オルドリッジといった選手らは、いずれもサマーリーグでインパクトを残してきた選手たちです。

しかし一方で、時にサマーリーグで最高のパフォーマンスを残しながら、NBAの世界で早々に消え去ってしまう選手もいました。

今回は、そんなNBAで大成できなかった6人の”サマーリーグのレジェンド”を見ていきましょう。

グレン・ライスJr.

ライスJr.の父は、3度のオールスター出場や、1度のオールスターMVP、NBAチャンピオンを経験した、有名なグレン・ライスSr.です。

ライスJr.は2013年のドラフトで全体35位指名されながらも、父親譲りのような才能を発揮し、ラスベガスでのサマーリーグで1試合あたり平均24.7得点、7.8リバウンド、6試合連続FG成功率 53%超えという素晴らしい成績を残しました。

しかし結局のところ、ライスJr.は父親と同じにはなれなかったようです。

ワシントン・ウィザーズで16試合に出場した彼は、1試合あたり平均2.7得点、FG成功率 27%に終わり、その後はNBAでプレイすることはありませんでした。

昨季はドミニカ・サンティアゴ・リーグのプラザ・ヴァレリオでプレイをしています。

ボン・ウェハー

ウェハーは2005年からロサンゼルス・レイカーズや、ロサンゼルス・クリッパーズでプレイしていましたが、彼はチームから必要とされませんでした。

しかし2007年の夏だけは、ウェハーにとって特別なものとなります。

1試合あたり24.2得点、FG成功率 53.7%、3P成功率 44.0%は、彼の急成長を予期させるものだったでしょう。

その後2年間でデンバー・ナゲッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ヒューストン・ロケッツを渡り歩くも大成することはなく、最終的に2018年に引退をするまでに、Gリーグやユーロリーグ、アジアリーグで時間を過ごすことになりました。

ドンテ・グリーン

2008年のドラフトで全体28位指名を受けたグリーンの全盛期は、サマーリーグ初戦で40得点を記録した時でした。

彼はその後、サクラメント・キングスで4年間プレイするも、1試合あたり平均6.1得点に終わり、NBAを離れました。

グリーンは過去10年間のほとんどを中東でプレイしていますが、現在は3on3のバスケットボールチームであるキラー・スリーズでプレイしています。

ニコラス・ツキティシュビリ

ダルコ・ミリチッチはNBAのドラフト史上最悪のヨーロッパ選手(2003年に全体2位で指名)として知られていますが、ツキティシュビリよりは幾分マシなキャリアを送っていたことでしょう。

ツキティシュビリは2002年のドラフトで全体5位指名され、サマーリーグでは1試合あたり平均31.0分、18.0得点、5.7リバウンドを記録しました。

しかし、これらの生産性がNBAで発揮されることは何一つ無く、ツキティシュビリは3年間で平均3.2得点、1.9リバウンドに終わり、彼もまたNBAのドラフト史上最悪のヨーロッパ選手の一人として評価されることになっています。



アンソニー・ランドルフ

現代のNBAではあらゆる選手がスリーポイントシュートを放つのが一般的となっていますが、2008年当時に6フッター11インチ(約210cm)のランドルフがスリーポイントシュートを打つのは、あまりに奇妙なことでした。

2009年のサマーリーグでは1試合あたり平均32.6分、26.7得点、8.5リバウンドという素晴らしい成績を残したにも関わらず、NBAの舞台で発揮されることはありませんでした。

ランドルフはユーロリーグで腕を磨くことを決意し、現在はスペインのレアル・マドリードでプレイしていますが、まだ29歳であるだけに、NBAに復帰する日があるかもしれません。

ジョシュ・セルビー

2012年のサマーリーグには、2人のMVPがいました。

一人はデイミアン・リラード、そしてもう一人がセルビーです。

彼は1試合あたり平均24.2得点、3.2アシストのほかに、3P成功率 64.3%という驚異的な数字を記録しました。

しかし、それはただの出来すぎた話だったようで、セルビーはメンフィス・グリズリーズでの2年間で38試合に出場した後、NBAの世界を離れています。

その後、彼はイスラエルや韓国、クロアチア、アルゼンチンでプレイしましたが、2018年を最後に今はプレイをしていません。

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