オフシーズンが終わったわけではありませんが、来季に向けて早い段階からチームに自信を持つことは良いことです。
フィラデルフィア・76ersと2年410万ドルで再契約予定のジェームス・エニス三世も、そのうちの一人でした。
『Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ氏によれば、エニスは76ersより良い条件のオファーを提示されても、それを断った理由について明かしています。
「良いチームであり、勝てる可能性が高いからだ。イーストはどうなるか分からない。俺たちは昨季に良いチャンスがあった。カワイは去り、ウェストに行った。だから、俺たちはイーストのファイナルまで進むだろうね」
5月のイースタン・カンファレンス準決勝第7戦では、トロント・ラプターズのカワイ・レナードの劇的なブザービーターにより、76ersは惜しくも勝利を逃しました。
その後、ラプターズとレナードはミルウォーキー・バックスやゴールデンステイト・ウォリアーズを破り、NBAチャンピオンに輝いています。
そして今、レナードはウェスタン・カンファレンスのロサンゼルス・クリッパーズと契約しました。
エニスの予想は大胆ですが、的を得たコメントでもあります。
76ersはジミー・バトラーをマイアミ・ヒートへトレードしたものの、トバイアス・ハリスと再契約し、昨季までボストン・セルティックスの主力であったアル・ホーフォードとも契約をしました。
イーストの他チームの多くが戦力を落とす中、76ersは堅実な補強を進めているため、来季が本命となるのは不思議なことではありません。
そしてエニスは、金銭よりも勝利を優先しました。
それもまた賢い選択の一つであり、特に今の76ersには惹かれるものがあるでしょう。