考察

ロッタリー外の”注目すべき5人のルーキー”

ニューオリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソン、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラント、ニューヨーク・ニックスのRJ・バレットを筆頭に、名だたる選手がロッタリー内(14位以内)で指名され、注目を浴びています。

しかし、今のNBAで活躍しているゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンや、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチのように、必ずしもドラフトの順位が、キャリアの成功に必要というわけではありません。

ここでは2019-20シーズンに注目すべき、ロッタリー外で指名された5人のルーキーを見ていきましょう。

マティス・サイブル(フィラデルフィア・76ers:全体20位)

マティス・サイブルは、2019年の大学バスケットボールにおける年間最優秀ディフェンダーであり、対戦相手に大きな混乱を巻き起こすことができる選手です。

彼は、カレッジのシーズンで1試合あたり平均3.5スティール、2.3ブロックを記録しており、過去20年間のカレッジにおけるシーズンで、平均2.0スティール、2.0ブロックを同時に記録した史上3人目の選手となりました。

7フィート(約213cm)のウィングスパンと、ディフェンス力は相手にとって脅威であり、サイブルは”ディスラプター(撹乱させる者)”と呼ばれています。

オフェンスはまだ発展途上ですが、それでもサマーリーグでは3ポイントシュート成功率39.3%を記録しているため、攻守で期待ができるかもしれません。

昨シーズン、76ersのターンオーバーからの得点はリーグ23位の15.3得点だったため、サイブルがこのスタッツに影響を与えられるかも注目です。

ダリアス・ベイズリー(オクラホマシティ・サンダー:全体23位)

ダリアス・ベイズリーは、他の選手と異なるという意味でも、最も注目されるルーキーの一人かもしれません。

彼はプリンストン高校時代にオール・アメリカンに選出され、シラキュース大に入学する予定でしたが、NBAに向けてトレーニングを行うために入学を辞退したのです。

そのため、ベイズリーはサマーリーグまでの1年間で激しい競争を経験することはなく、サマーリーグでは4.8得点、4.5アシスト、1.3ブロックと出遅れることとなりました。

しかし、19歳の彼を楽観視できる理由もまた、いくつかあるでしょう。

ベイズリーのウィングスパンは7フィート(約213cm)で、複数のポジションを守ることができる運動能力を備えているだけでなく、リム付近でのフィニッシュや、視野の広さにも定評がある意欲的なプレイメイカーです。

そして、サンダーには経験豊富なクリス・ポールや、ルーキーイヤーで成功を収めたシャイ・ギルシャス・アレキサンダーがいるため、ベイズリーがNBAの水に順応し、成長していく材料は十分に揃っています。

ディラン・ウィンドラー(クリーブランド・キャバリアーズ:全体26位)

ディラン・ウィンドラーはベルモント大に在籍していた昨シーズン、全米屈指のピュアスコアラーの一人として、1試合あたり平均21.3得点、フィールドゴール成功率54.0%を記録したほか、スリーポイントシュート試投数が平均7.1本の中で、成功率は42.9%を記録していました。

クイック・リリースのショットと、6フィート10インチ(約208cm)のウィングスパンは、ウィンドラーが次世代の3&Dプレイヤーとなれる素質があることを示しています。

同時に、彼はフォワードでありながらリバウンダーとしても活躍することができ、昨シーズンは33試合のうち18試合でダブルダブルを記録しました。

左足の負傷により、ウィンドラーはシーズン開幕までベンチに座ることになりますが、昨シーズンの3ポイントシュート成功数リーグ20位タイ、リバウンド数リーグ26位タイに沈んだキャバリアーズの力となれるか注目です。



フィオンドゥ・カベンゲリ(ロサンゼルス・クリッパーズ:全体27位)

ルーキーが優勝候補のチームに貢献することは、ほとんどありませんが、ポール・ジョージの肩の手術による離脱や、カワイ・レナードの負荷管理が行われることを考えると、フィオンドゥ・カベンゲリにもチャンスはあると言えるでしょう。

もし2人のスーパースターがコートに出るとしても、カベンゲリはリバウンドとショットブロックを武器に、ローテーションに生き残ることは可能なはずです。

叔父のディケンベ・ムトンボを倣うかのごとく、カベンゲリはフロリダ大で過ごした昨シーズンに、1試合あたり平均1.5ブロック、ブロック率8.3%(ACCで5位)の記録を残しました。

また、クリッパーズにはリムを守れる絶対的な存在が無く、イビツァ・ズバッツとモントレズ・ハレルは、どちらも昨シーズンの出場時間が26分未満で、ジャマイカル・グリーンはスモールラインナップで機能するかもしれませんが、決して伝統的なセンターではありません。

一方でカベンゲリは、ズバッツのように7フィート(約213cm)のウィングスパンを持っており、ハレルのようにリム周辺でエネルギッシュなディフェンスが可能で、グリーンのように3ポイントシュートを打つこともできます。

当然、彼はそれらを証明して3人を超えていかなければなりませんが、レギュラーシーズン中に成長を見せ、クラッチタイムでもフロアに立つ存在になったとしても、決しておかしな話ではないでしょう。

ブルーノ・フェルナンド(アトランタ・ホークス:全体34位)

当初、ブルーノ・フェルナンドはフィラデルフィア・76ersに指名されましたが、ドラフトの数週間後にホークスがトレードによって彼を獲得しました。

6フィート10インチ(約208cm)の身長を持つセンターのフェルナンドは、この先何年にも渡って運動能力と力強さを備えた、標本的なセンターとなる可能性があります。

アリゾナ大の2年生として迎えた昨シーズンは、34試合中22試合でダブルダブル(全米2位)を記録しました。

同時に、フェルナンドはトランジションに対応することも可能なため、早いテンポでプレイするホークスでも適応することができるでしょう。

ホークスのビッグマンはアレックス・レンと、デイミアン・ジョーンズの2人しかいないため、フェルナンドがホークスの長期的なビッグマンの一人となる可能性は十分に考えられます。

『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

歴代最高のシューターとして謳われる、ステフィン・カリーの人生にフォーカスした待望の評伝の日本語版!

ウォリアーズファンはもちろん、全てのNBAファンにオススメの一冊です!

Amazon

楽天ブックス

Yahoo!ショッピング

-考察
-, , , ,

© 2021 NBA TOPICS