オクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールは、自身のキャリアの中で3度のトレードを経験しています。
1度目は2011年にニューオーリンズ・ホーネッツからロサンゼルス・クリッパーズへ、2度目は2017年のクリッパーズからヒューストン・ロケッツへ、そして3度目は今年7月に行われたロケッツからサンダーへのトレード――。
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『NBC Sports』のダン・フェルドマン氏によれば、ポールは、コメディアンのケビン・ハート氏と、これらのトレードについて興味深い話し合いをしました。
その中で、ポールはロケッツにトレードされたことについても言及しています。
ハート氏「君は何度か、大きな話し合いの一部だった。それは単なるビジネスか、それとも個人的なことなのかい?」
ポール「それぞれの状況で異なるかな。でも、チームはやりたいことを何でもやるね」
ハート氏「それがビジネスというものか」
ポール「まさしくそうだ」
ハート氏「”ちくしょう、これはちょっと驚いた。裏切られたな”って感じる時はあったかい?」
ポール「もちろんある。最後のシチュエーションはその一つさ。ヒューストンのGMは、僕に何の借りも無いんだ。言っている意味が分かるかい?彼は僕に何かを言っても、他のことをするかもしれないんだ。それが事実だということを分かってほしい」
ポールがトレードされる前の今年6月、ロケッツのゼネラルマネージャーであるダリル・モーリー氏は、ポールをトレードすることは無いと言及しました。
もしかしたら、それはポールがトレードされなかった場合に、彼を傷付けないようにするための保険だったのかもしれません。
しかし、首脳陣による一般的な策略だったといえ、ポールからしてみれば嘘を付かれたことには変わりないでしょう。
ポールがトレードを要求したという報道もいくつかありましたが、彼はそれを否定しており、そもそも事実だとすれば、この場でロケッツに裏切られたと言うのは非常に愚かなことです。
結局のところ、ポールがトレードの要求を否定したことも、モーリー氏がポールをトレードしないと言ったことも、全てが記録として残っています。
ロケッツのトレードは、ポールにとって受け入れ難い現実だったのかもしれません。
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