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ポール・ジョージが語った、オフェンスの”改善”とディフェンスの”脅威”

11月26日(日本時間27日)――ロサンゼルス・クリッパーズはダラス・マーベリックスを114-99で下し、カワイ・レナードとポール・ジョージが一緒にコートに立って以降、4試合全てで勝利を収めています。

この試合は、レナードがフィールドゴール21本中11本成功の28得点、ジョージがフィールドゴール21本中8本成功の26得点を記録し、コートを共有した両者が初めて20得点以上を記録した試合でもありました。



『ESPN』のティム・マクマホン氏によれば、ジョージは試合後、攻守での取り組みについて語りました。

「オフェンス面では、まだ理解しきれていない。だけど、ディフェンス面ではどんどん良くなっていると思う。僕や彼(レナード)だけではなく、チーム全体としてね。僕たちは考えずに、本能的に何かをやっているんだ。僕たちが生み出している自然な習慣だよ。ディフェンスの時にみんなが同じことを考えていて、奮闘していることが最も脅威的かな」

彼らの脅威的なディフェンスに、マーベリックスのルカ・ドンチッチは奮闘しましたが、彼はシーズン平均を大きく下回る22得点、8リバウンド、6アシストを記録し、フィールドゴールも14本中4本成功、3ポイントシュートに至っては8本全て外しています。

また、マーベリックスが記録した20本のターンオーバーのうち、ドンチッチは7本を占めていました。

レナードはドンチッチへのディフェンスについて、次のように語っています。

「ルカにできる限りの仕事をしたかったんだ。最近の彼は非常に高いレベルでプレイしている。今夜は彼に厳しいプレッシャーをかけ、調子を狂わせたかったんだけど、それがやれたと思うよ」

メディアと話すことなく会場を後にしたドンチッチは、試合中に審判と何度も話し合い、今シーズンで2番目に多いフリースローを獲得(16本)しながらも、笛が吹かれないことにフラストレーションを溜めていました。

パトリック・ベバリー、ロドニー・マクグルーダー、モーリス・ハークレス、レナード、ジョージといった選手がドンチッチへの主要なディフェンダーとして対抗し、特に彼はレナードとジョージの長い手足や、力強さに対処する必要がありました。

マーベリックスのリック・カーライル・ヘッドコーチも、ドンチッチが彼らに苦しめられたことを認めています。

「おそらく、最も運動能力の高い2人のウィングプレイヤーだ。彼らは大きく、強く、そして高い技術を持っている」



ディフェンスで心配することはない彼らは、オフェンスの改善について考えていくことになるでしょう。

4試合の中で、レナードとジョージの合計得点は42-43-44-54と伸びてきました。

『NBA.com stats』によれば、レナードとジョージが一緒にコートに立っている94分間で、100ポゼッションあたりのディフェンシブ・レーティングが98.5ポイントと素晴らしい数字である一方、オフェンシブ・レーティングは105.4ポイントと平凡な数字となっています。

ジョージは、「これが僕たちのチームだ」と語りました。

「僕たちはディフェンスに誇りを持っている。オフェンスでは得点できる選手たちがいるけど、(ディフェンスでは)誰がプレイしているか関係なく、相手を苦しめたいと思っているんだ。僕たちはクリッパーズが既に持っているものを知っていて、何をもたらすことができるか理解していた。それが僕たちが今やっていること。僕たちのチームは、リーグで最高のディフェンシブチームの一つになりつつある」

リーグ最高の2wayプレイヤーたちが、毎試合で平均20得点以上を記録し、ドンチッチのような熱いスーパースターを苦戦させていることで、彼らのペアリングは勝率100%を記録しています。

今後、その勝率が下がることはあれど、勝利数は早いペースで積み重なっていくことでしょう。

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