フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードは、12月10日(日本時間11日)のデンバー・ナゲッツ戦で、22得点、10リバウンド、6アシストを記録し、チームを97-92の勝利に導きました。
しかし、その活躍は十分なように見えたかもしれませんが、エンビードの持つポテンシャルを考慮すれば、NBAのレジェンドたちは彼のプレイに物足りなさを感じたようです。
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かつてロサンゼルス・レイカーズや、マイアミ・ヒートでプレイし、4度の優勝を経験したシャキール・オニール氏は、『TNT』の試合後の放送の中で、エンビードのパフォーマンスについて次のように指摘しました。
「私たちが言いたいのは、彼は素晴らしい選手になれるということだ。ハードにプレイし切れていない。22得点では、次のレベルに辿り着くことができない。偉大な選手になりたいのか、良い選手になりたいのか。良い選手になりたいなら、22得点を記録し続ければいい。偉大な選手になりたいなら、ヤニス(アデトクンボ)を見てみるといい。彼は偉大になりたがっている」
76ersで8年間プレイし、殿堂入りも果たしたチャールズ・バークレー氏は、オニール氏の意見に付け加えて言います。
「彼はリーグで最もタフな選手だ。しかし私たちは、彼をルカ(ドンチッチ)やヤニス、アンソニー・デイビス、(レブロン)ジェームズと同じように話すことは無い。そういったことは決して言わないよ」
エンビードが素晴らしい才能を持った選手であることは、彼らも認めています。
しかし、エンビードの自信ある言葉とパフォーマンスが必ずしも一致しないことや、プレイオフでカンファレンス準決勝を超えられないことによって、彼は真のエリートプレイヤーよりも1段階下げて評価されていることも事実でしょう。
エンビードは、批判を受け入れることを滅多にしません。
しかし、エンビードはオニール氏やバークリー氏の指摘について「たぶん彼らは正しい」と、同意していることを記者団に語りました。
「もっとアグレッシブになって、支配しようとする必要があると思う。ずっとそうしていなかった。ただ楽しく支配することに戻るべきだと思う。彼らの言っていることが分かるよ。彼らは正しいと思うし、僕は変化を起こさないといけない」
I asked #Sixers’ Joel Embiid about the criticism Charles Barkley and Shaq had about his performances. This is what he said: pic.twitter.com/aOk6q8X2ht
— Keith Pompey (@PompeyOnSixers) December 12, 2019
12月12日(日本時間13日)のボストン・セルティックス戦では、エンビードはシーズンハイの38得点、13リバウンド、6アシストと、言葉通り支配的なパフォーマンスを披露しました。
このようなパフォーマンスの機会が増え、それを維持できるか注目しましょう。
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