クリーブランド・キャバリアーズはケビン・ラブのトレードの要求を受け入れるスタンスを取っており、夏に契約を結んだ選手がトレード可能となる12月15日も間近にに迫っているため、ラブのトレードの話題が増えることは必然です。
しかし、最近の情報は、キャバリアーズにとってあまり良いものではないかもしれません。
『The Athletic』のジェイソン・ロイド氏によれば、ラブの巨額の契約によって他球団が手を出しづらい状態にあると、複数の情報筋が伝えているようです。
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ラブは今シーズンを除いても、保証された契約が3年間残っており、その総額は約9,100万ドルにも及びます。
ラブが確立された選手であることは間違いありませんが、それでも単年3,000万ドルの契約を3年間続けることはチームにとってリスクを伴うため、ラブのほかに1巡目指名権や、他の選手を加えることを要求しているチームもあるようです。
もちろん、そういった考えを持つチームもあるというだけであって、リーグ全体がラブを不良債権のように評価しているわけではありません。
一方で、キャバリアーズはラブと引き換えに、1巡目指名権を獲得することを望んでいるようです。
ある他球団のエグゼクティブは、キャバリアーズが1巡目指名権を獲得することも可能だと言いましたが、そのためにはキャバリアーズがどれだけ相手のサラリーを担えるかどうかに懸かっているとも言いました。
再建段階にあるキャバリアーズにとっては、ラブよりも多く(最悪の場合は複数年)の契約を結んでいる選手を獲得するのは、少なからず抵抗があるでしょう。
ロイド氏によれば、キャバリアーズは本質的に「ダリアス・ガーランド以外の全員」をトレード可能な選手としています。
フランチャイズは特に、今シーズン限りで契約が切れる選手を提示することによって、1巡目指名権を増やそうと考えています。
しかし残念なことに、キャリア最高のパフォーマンスを見せているトリスタン・トンプソンでさえ、トレードされるという噂は一切ありません(トンプソンは1,850万ドルの契約で、来年の夏にフリーエージェントとなる)。
競争力のあるチームにとっては、ラブは非常に心強い戦力補強となるでしょう。
それでも、キャバリアーズに多くの選択肢があるというわけでは無さそうです。
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