考察

アンソニー・デイビスの契約延長拒否がそれほど重要ではない理由

アンソニー・デイビスがロサンゼルス・レイカーズからの契約延長を断ったからと言って、これはそれほど騒ぎ立てるようなニュースでもありません。



『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ氏によれば、レイカーズはデイビスに4年1億4,600万ドルのマックス契約での延長を提示し、デイビスがそれを断りました。

なぜ、今のうちからデイビスは契約を保証しようとしないのでしょうか?

その理由は至ってシンプルで、それ以上に魅力的な契約を結べるからにほかなりません。

デイビスは2020-21シーズンのプレイヤーオプションを保持していますが、仮にこれを破棄すると、デイビスは2020年の夏にフリーエージェントとなります。

そしてこの場合、レイカーズはデイビスに対して最大で5年2億2,000万ドルのマックス契約を提示することができるのです。

数ヶ月待つだけで、さらに5,600万ドルが保証されるとなれば、それを活かすのは理にかなっているでしょう。

もしデイビスが将来の柔軟性を高めたい場合でも、レブロン・ジェームズの契約に合わせるように「2年間の保証契約+プレイヤーオプション」という形で再契約を結べばいいだけです。

巨額のお金を考慮しないとしても、デイビスのレイカーズ以外の契約先を見つけるのは極めて困難なことです。

競争力のあるチームはそれほどキャップスペースに柔軟性が無く、あったとしてもそれはクリーブランド・キャバリアーズやアトランタ・ホークス、シャーロット・ホーネッツ、ニューヨーク・ニックスといった再建段階にあるチームです。

レイカーズの方がより多くのお金や、より確実性のある優勝のチャンスを提示できることを考えれば、よほどのことが起こらない限りはデイビスがレイカーズを離れるとは思えないでしょう。

またヘインズ氏は、デイビスがレイカーズを離れるだろうと考える人物は「リーグ内に誰一人としていない」と指摘しています。

要するに、デイビスがこの段階でレイカーズと契約延長を結ばないのは当然のことであって、その後にレイカーズと再契約を結ばない理由は無い…というのが大方の見方となるでしょう。

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