アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングは、キャリア2年目にして初のオールスターにスターターとして出場します。
しかし一方で、先日NBAが発表した、東京オリンピックに出場するアメリカ代表の最終候補44名の中に、ヤングの名前はありませんでした。
今年のオールスターゲームに出場する24名の選手のうち、オリンピックの最終候補に名前が無かったのはヤングのみです。
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『The Atlanta Journal-Constitution』のサラー・K・スペンサー氏によると、2月10日(日本時間11日)のオーランド・マジック戦の前、ヤングはオリンピックの最終候補から外されたことについてあまり話すことは無いとしつつも、チームUSAの一員として戦いたかったことを認めました。
「それを見て、傷ついていないと言えば嘘になる。当然、チーム(USA)でプレイしたかった」
ホークスのロイド・ピアース・ヘッドコーチは、ヤングの今シーズンの活躍を見ればオリンピック出場のチャンスを与えられるに値すると考え、彼を「NBAのトッププレイヤーの一人」と語りました。
「彼は初のオールスターに値するし、スターターにも値する。オリンピックに出場する機会も与えられるべきだ。彼の時代が来るはずだよ」
ヤングはツイッター上で、選ばれた44名の最終候補者と、いずれ選ばれる12名のロスターに幸運を祈っています。
ここにある44名の選手、そしてアメリカ代表のロスターに加わる12名へ、おめでとう。
Congrats to these 44 Players, and to the 12 that make the Roster....🇺🇸 https://t.co/rMvEDK6FV6
— Trae Young (@TheTraeYoung) February 10, 2020
ただ、ヤングには良いニュースと悪いニュースがあります。
良いニュースは、ヤングがまだ2020年のオリンピック出場の可能性を残しているということです。
最終候補者は発表されたものの、このリストに拘束力は無く、ヤングに限らず実力のある選手であればNBAは進んで起用するでしょう。
悪いニュースは、ステフィン・カリー、デイミアン・リラード、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービング、クリス・ポール、カイル・ラウリー、ラッセル・ウェストブルック、ケンバ・ウォーカー、マイク・コンリー、マルコム・ブログドン、デリック・ホワイトといった、とても優れたポイントガードがあまりにも多く居るということです。
ヤングが最終候補から外れたということは、現時点でNBAの上層部が彼をどう思っているかを示しているとも言えます。
つまり、ヤングには明らかに何かが足りないと考えられていますが、それはいずれ改善が期待できます。
こうして最終候補に選ばれなかったことによって、ヤングはいっそう努力するようになるかもしれません。
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