ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、NBAに目をつけられていたようです。
ビールは2月23日(日本時間24日)のシカゴ・ブルズ戦で53得点、24日(同25日)のミルウォーキー・バックス戦で55得点を記録し、2007年のコービー・ブライアント以来初めてとなる連戦の両方で50得点以上を記録した選手となりました。
ビールは素晴らしいパフォーマンスと引き換えに、何を得たでしょうか?
どうやら、それは”薬物検査”だったようです。
ビールは26日(同27日)のブルックリン・ネッツ戦で30得点を記録し、チームの勝利に貢献した後、記者団に対してこう言いました。
「リーグは僕に50得点を取ってほしくないんだろうな。今日は薬物検査を受けたよ」
また、ビールはネッツ戦でボックス・アンド・ワンのディフェンスを受けたことについて、ネッツのギャレット・テンプルに「高校以来そんなディフェンスを見たことがない」と話したことを明かしました。
“I guess the league don’t want me to score 50. I had a drug test today.”
Bradley Beal said he hadn’t seen a team guard him with a box-and-one since high school.
Said he told Garrett Temple, “I can’t believe you guys are in this damn box-and-one.” pic.twitter.com/lpK28dbgbG
— Fred Katz (@FredKatz) February 27, 2020
ただ、ネッツがビールにボックス・アンド・ワンのディフェンスを仕掛けたということに、ウィザーズは危機感を募らせる必要があるでしょう。
今シーズンのビールは、(成績の)悪いチームに在籍する良い選手という印象がありましたが、この1ヶ月間でその見方はより強まりました。
1月26日以降、ビールは13試合で平均36.7得点を記録していますが、チームは6勝7敗と思うように勝利を挙げられていません。
さらに、6勝を挙げた際のビールの平均得点が31.2得点であるのに対し、7敗を喫した際の方が平均41.4得点と高くなっています。
今後も、ビールに対してボックス・アンド・ワンが仕掛けられる可能性が無いとは言えないでしょう。
その時、彼以外に試合に影響を与えられる選手が居なければ、ウィザーズはより苦戦を強いられることになります。
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