ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボと、ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデン――。
どちらも今シーズンのMVP候補であるだけに、彼らのコメント合戦は注目に値するものがあるでしょう。
事の発端はオールスターゲームのドラフトで、アデトクンボがジェームズ・ハーデンではなくケンバ・ウォーカーを指名した際、パスを出してくれる選手が好きだとほのめかしたことです。
『ESPN』のレイチェル・ニコルズ記者によれば、アデトクンボの考えに対してハーデンは、ウォーカーよりも自身の方が平均アシストが上回っていることを指摘するとともに、アデトクンボのスキルについて否定的とも取れるコメントを残しました。
「7フッターあって、走れて、ダンクできればいいのにね。それならスキルなんて全く必要無い。僕はバスケットボールのプレイ方法や、スキルを学ばないといけないんだ」
『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者によれば、ハーデンのコメントの後、アデトクンボは2月28日(日本時間29日)のオクラホマシティ・サンダー戦に先立って、自身のコメントについて言及しています。
「堂々巡りの議論はしない。誰かを責めるつもりはなかった」
ただ、ハーデンが示唆したようなスキルについては、アデトクンボも「僕のプレイはただのパワー任せではない」と反論しました。
[kanren postid="17694,17734"]「最高の選手の一人であるレブロン(ジェームズ)や、マイケル・ジョーダン、コービー(ブライアント)、シャック(シャキール・オニール)たちのプレイは、非常にフィジカルなものだった。ペイントの中で彼らの存在感を感じさせてくれたけど、僕はミッドレンジからのショットや3ポイントシュート、スクリーンやロールを速くしたり、パスを出すことを意識している。
全速力でドライブをして、コーナーに正確なパスを出すのは難しい。パスをもっと正確にしようと取り組んでいるし、今でも加えようとしているスキルがたくさんある。そうしたスキルを全て取り入れることができれば、僕はより完璧な選手となり、より良くなり、よりチームに貢献できるようになり、よりプレイが簡単になる」