3月7日(日本時間8日)に行われたヒューストン・ロケッツ対シャーロット・ホーネッツの一戦の中で、ハーデンが10得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルの基準を満たしていた時、ホーネッツの実況者であるエリック・コリンズ氏はもう一つの記録に注目していました。
それは”ターンオーバー”です。
第4クォーターも残り4分台となった時、ハーデンは9本のターンオーバーを記録していました。
そして残り4分12秒に、ハーデンのパスがディフェンダーに奪われてターンオーバーとなった瞬間、コリンズ氏はまるでホーネッツが劇的な勝利を飾ったかのように興奮した声を上げました。
「なんてことだ!ジェームズ・ハーデンが10本目のターンオーバーだ!クアドルプル・ダブルだぞ!」
“THERE IT IS. OH MY GOODNESS. 10 TURNOVERS FOR JAMES HARDEN. A QUADRUPLE-DOUBLE.”
—Hornets’ broadcasters during Charlotte’s win over the Rockets pic.twitter.com/l2WiPcdn3f
— SportsCenter (@SportsCenter) March 8, 2020
クアドルプルダブルは得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックのうち、いずれか4つのスタッツで二桁を記録しなければならないため、厳密に言えばハーデンの記録はトリプルダブルであり、実況者は皮肉を言っているのでしょう。
しかし、トリプルダブルを記録しつつ、ターンオーバーでも二桁を記録することも滅多にありません。
驚くことに、ハーデンがトリプルダブルを達成しつつ、ターンオーバーでも二桁を記録したのは今回が3度目で、他の2度は2017年のトロント・ラプターズ戦、サクラメント・キングス戦で記録しています。
ただし、この2試合は共に勝利しており、今回のホーネッツ戦では108-99で敗れているため、クアドルプルダブル的な記録を残して敗戦したのは初の出来事となりました。
[kanren postid="17898"]