クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブは、新型コロナウイルスの影響によるシーズン中断が明らかになった後、多大な財政的負担を軽減するため真っ先にコミュニティの支援を名乗り出た選手です。
ラブの行動もあってか、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボや、ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンも、彼に続くようにコミュニティの支援を発表しました。
水曜日、『NBC』の「TODAY」に出演したラブは、自身が率先して行動を取った理由について語りました。
「たくさんの人々にとって、非常にストレスの多い時期であったことは明らかだ。給料が無ければ生きられない人は多い。だから今こそ、特にNBA選手が、アスリート以上のことをする時だと感じたんだ」
ラブは、チームのホームアリーナであるロケット・モーゲージ・フィールドハウスに携わる労働者の経済的支援のために、10万ドルの寄付を行いました。
「信じられないほどストレスが多く、不安に苛まれている状況を前進させることが、彼らを本当に助けるための方法だった。今こそ、僕たちが一歩を踏み出し、コミュニティのリーダーとなり、ストレスや困難に直面している人々のために正しいことをする時だと思う」
ラブの見上げた行動力は、今に始まったことではありません。
ラブは2017年11月に自身のパニック障害を告白した時も、情熱的に、勇気を持って精神疾患について発信していました。
そして今、新型コロナウイルスによる不確実性や恐怖が、人々の精神衛生に悪影響を与えかねないとラブは考えています。
「こうした時期に、信じられないほど絶望的な気分になってしまうと思う。それが不安や、うつ病の根本になると思うんだ。家に居ても一人で、誰も手を差し伸べる人が居ないのは、本当に良くないことだと思う」
新型コロナウイルスの脅威は計り知れず、それによって精神状態に悪影響が出てしまう人も少なくないかもしれません。
ラブをはじめとしたNBA選手たちは、そうした人々を救うためにもコミュニティへの支援を行っていると言えるでしょう。
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