2020年のオフシーズンはどこかでやって来るでしょうが、新型コロナウイルスの影響によりシーズンが中断されているため、現時点ではいつになるか分かりません。
通常では7月初めに開始されるフリーエージェントとの交渉も、今年は夏の終わり頃や秋になる可能性があるでしょう。
2019年は、NBA史上最もワイルドなフリーエージェント期間の一つであり、何百人もの選手がフリーエージェントとなり、様々なオールスターが新たなチームと契約したり、トレードされたりしました。
2019年と比較すると、2020年のフリーエージェントはオールスターがずらりと並んでいるわけではありませんが、それでも注目したい選手は何人も居ます。
ということで、ここでは2020年のオフシーズンで注目したい30人のフリーエージェントを見ていくことにしましょう。
目次
- 1 アンソニー・デイビス
- 2 ブランドン・イングラム
- 3 デマー・デローザン
- 4 ゴードン・ヘイワード
- 5 ダニーロ・ガリナリ
- 6 フレッド・ヴァンブリート
- 7 ボグダン・ボグダノヴィッチ
- 8 ジョー・ハリス
- 9 エバン・フォーニエ
- 10 モントレズ・ハレル
- 11 マーカス・モリス
- 12 ジェレミ・グラント
- 13 アンドレ・ドラモンド
- 14 オットー・ポーターJr.
- 15 ゴラン・ドラギッチ
- 16 サージ・イバカ
- 17 ハッサン・ホワイトサイド
- 18 ポール・ミルサップ
- 19 デリック・フェイバーズ
- 20 デマーカス・カズンズ
- 21 ダービス・ベルターンス
- 22 マーク・ガソル
- 23 ティム・ハーダウェイJr.
- 24 ジョーダン・クラークソン
- 25 ダリオ・サリッチ
- 26 ジェイ・クラウダー
- 27 トリスタン・トンプソン
- 28 ケント・ベイズモア
- 29 ジェフ・ティーグ
- 30 レジー・ジャクソン
アンソニー・デイビス
チーム | ロサンゼルス・レイカーズ |
契約状況 | プレイヤーオプション |
デイビスは2020年最高のフリーエージェントとして期待されており、来シーズンのプレイヤーオプションを行使せずにフリーエージェントになると予想されています。
情報筋によれば、デイビスはレイカーズとマックス契約で再契約を結ぶだろうと言われていますが、私たちはこの数年間のNBAで、1年もあれば多くのことが変わる可能性があるということを学びました。
彼がどのような決断を下すかは、オフシーズン最大の見どころの一つです。
ブランドン・イングラム
チーム | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
契約状況 | 制限付きFA |
イングラムはペリカンズでの1年目でオールスターにも選出されたため、おそらくマックス契約を得ることができるでしょう。
彼はペリカンズの将来を明るく照らす重要なピースであるため、他チームのいかなる大きなオファーに対しても、ペリカンズにとってはマッチして引き留める価値があります。
デマー・デローザン
チーム | サンアントニオ・スパーズ |
契約状況 | プレイヤーオプション |
4度のオールスター出場経験を誇るベテランのデローザンが来シーズンの契約をオプトアウトすれば、彼は間違いなく大きな注目を浴びることになるでしょう。
スパーズで2年間を過ごしたデローザンがどのような決断を下すかは、リーグで最も興味がそそられる話題の一つとなっています。
ゴードン・ヘイワード
チーム | ボストン・セルティックス |
契約状況 | プレイヤーオプション |
ヘイワードは今シーズンにパフォーマンスを復調させており、潜在的な市場価値は高まっています。
ヘイワードが来シーズンの契約(3,200万ドル)をオプトアウトする可能性は低いかもしれませんが、今年のフリーエージェントのクラスが強力でないことを考えると、彼にとっても大型契約を結べるチャンスはあるかもしれません。
ダニーロ・ガリナリ
チーム | オクラホマシティ・サンダー |
契約状況 | 無制限FA |
今シーズンもガリナリは素晴らしい活躍を残しており、それはサンダーの成功としても証明されています。
現在の契約は2,200万ドルですが、再び同じくらいの契約を獲得する可能性は十分にあるでしょう。
フレッド・ヴァンブリート
チーム | トロント・ラプターズ |
契約状況 | 無制限FA |
ヴァンブリートは驚くべきパフォーマンスで2019年の優勝に貢献しただけでなく、それを2019-20シーズンでも発揮しています。
ヴァンブリートの成績は全体的に上がっており、それがラプターズの今シーズンの好調にも繋がっていることを考えると、彼には高額な契約が提示されるべきでしょう。
ボグダン・ボグダノヴィッチ
チーム | サクラメント・キングス |
契約状況 | 制限付きFA |
ボグダノビッチは今シーズン開幕前にキングスと契約延長を結ばなかったため、今年のオフシーズンに制限付きフリーエージェントとなります。
キングスは多くの若い選手たちと大型契約を結ぶために財政的な決断を下さなければならないため、他のチームがボグダノビッチに大型契約を提示してきた場合、キングスは彼を手放すかもしれません。
ジョー・ハリス
チーム | ブルックリン・ネッツ |
契約状況 | 無制限FA |
ハリスはリーグ屈指のシャープシューターであり、そのスキルはどのチームも羨むものです。
多くのチームがハリスの獲得に動くことが予想されるため、ケビン・デュラント、カイリー・アービングを中心に優勝を目指すネッツが、どれだけ彼にお金を惜しまないかは注目に値します。
エバン・フォーニエ
チーム | オーランド・マジック |
契約状況 | プレイヤーオプション |
フォーニエは来シーズンに1,700万ドルのプレイヤーオプションが残っていますが、今年のフリーエージェントのクラスが強力でないことを考慮して、長期契約を狙うためにオプトアウトする可能性があります。
フォーニエは今シーズン、3ポイントシュート成功率で40.6%と高い数字を記録しているため、多くのスカウトが彼に目を付けているでしょう。
モントレズ・ハレル
チーム | ロサンゼルス・クリッパーズ |
契約状況 | 無制限FA |
ハレルはここ数シーズンで自身の成績を大きく伸ばしており、今シーズンは平均18.6得点、7.1リバウンドといずれもキャリア最高の数字を残しています。
高額な契約を辛抱強く待ってきたハレルに、クリッパーズや他のチームがどのようなオファーを提示するかは興味深いでしょう。
マーカス・モリス
チーム | ロサンゼルス・クリッパーズ |
契約状況 | 無制限FA |
モリスはシーズン序盤から得点力の高さを見せつけ、今ではロールプレイヤーとしてクリッパーズに貢献しています。
3ポイントシュートの精度が高い万能型のフォワードは、現代のNBAにおいて強力なオプションの一つです。
ジェレミ・グラント
チーム | デンバー・ナゲッツ |
契約状況 | プレイヤーオプション |
来シーズンに910万ドルのプレイヤーオプションを保持しているグラントは、オフシーズンに自身の市場価値を試すことが予想されます。
今シーズンの3ポイントシュート成功率40.0%は、多くのチームに関心を持たせる一つの武器となるでしょう。
アンドレ・ドラモンド
チーム | クリーブランド・キャバリアーズ |
契約状況 | プレイヤーオプション |
数字の面では怪物級のドラモンドですが、彼がデトロイト・ピストンズからキャバリアーズへトレードされた時に、その見返りの少なさが実際の市場価値を表していたのかもしれません。
来シーズンの2,540万ドルのプレイヤーオプションを行使する可能性が高いと見られていますが、フリーエージェントのクラスが強力でない今のうちに長期契約を保証するのも、一つの手だと言えるでしょう。
オットー・ポーターJr.
チーム | シカゴ・ブルズ |
契約状況 | プレイヤーオプション |
過去2シーズンに渡って負傷に悩まされてきただけに、ポーターが2020-21シーズンのプレイヤーオプションを行使する可能性は高そうです。
現時点では、2,725万ドルの契約に見合った活躍ができているとは言い切れません。
ゴラン・ドラギッチ
チーム | マイアミ・ヒート |
契約状況 | 無制限FA |
今シーズンのドラギッチはベンチ起用を受け入れながらも、平均16.1得点、5.1アシストと印象的な数字を残しています。
問題は、フリーエージェントになった時に34歳となっていることが、契約にどのような影響を及ぼすのかということです。
サージ・イバカ
チーム | トロント・ラプターズ |
契約状況 | 無制限FA |
イバカは今シーズン平均16.0得点、3ポイントシュート成功率39.8%と、いずれもキャリア最高の数字を残しています。
彼のショットレンジと、ショットブロックの能力は、どのチームにとっても魅力的なものであることは間違いないでしょう。
ハッサン・ホワイトサイド
チーム | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
契約状況 | 無制限FA |
ホワイトサイドは個人成績においては、ブレイザーズのフランチャイズ史上歴史的な数字を残していますが、勝利に与える影響については疑問が残っています。
現代のNBAにおけるビッグマンの市場価値が下がっていることを考えると、今シーズン(2,700万ドル)相当の契約を再び獲得するのは難しいかもしれません。
ポール・ミルサップ
チーム | デンバー・ナゲッツ |
契約状況 | 無制限FA |
ミルサップは今シーズンに3ポイントシュートの精度を大きく改善し、成功率は44.0%を記録しています。
ただ、ナゲッツを含め様々なチームがミルサップとの契約に関心を示すかもしれませんが、今シーズンの負傷歴がある35歳の彼に、今シーズン(3,030万ドル)と同等の契約を提示することは無いでしょう。
デリック・フェイバーズ
チーム | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
契約状況 | 無制限FA |
攻守において決まった役割をこなすフェイバーズは、先発起用であろうと、ベンチ起用であろうと、いかなるチームのフロントコートにフィットします。
彼はペリカンズの将来の展望には含まれていないかもしれませんが、他チームにとっては――特に競争力のあるチームにとっては大きな補強となるでしょう。
デマーカス・カズンズ
チーム | ロサンゼルス・レイカーズ |
契約状況 | 無制限FA |
この1年半の間に3度も大きな怪我を負ったことを考えると、カズンズの健康状態については大きな懸念がありますが、一方で彼の素晴らしいスキルに着目すれば、一部のチームには賭けてみる価値があるのかもしれません。
3度のオールスター出場を誇るかつての姿は無いかもしれませんが、健康状態さえ維持することができれば、チームにとってカズンズは少なからず良い資産となるでしょう。
ダービス・ベルターンス
チーム | ワシントン・ウィザーズ |
契約状況 | 無制限FA |
ベルターンスは今シーズン平均3ポイントシュート成功数3.7本、成功率42.4%を記録しており、NBA最高の3ポイントシューターとして市場価値を大きく高めました。
それに伴って平均得点も昨シーズンより2倍近く増えており、オフシーズンに素晴らしい契約を得るだけの活躍を残していると言えるでしょう。
マーク・ガソル
チーム | トロント・ラプターズ |
契約状況 | 無制限FA |
ガソルは昨シーズンにメンフィス・グリズリーズからトロント・ラプターズへトレードされた後、チームの優勝に大きく貢献しましたが、今シーズンは怪我によって大半の試合に欠場しています。
とはいえ、既に35歳ではありますが、彼のバスケットボールIQとディフェンス力を発揮する場所はまだ見つかるでしょう。
ティム・ハーダウェイJr.
チーム | ダラス・マーベリックス |
契約状況 | プレイヤーオプション |
かつて、ハーダウェイの契約はチームの不良債権だと考えられていましたが、今ではマーベリックスで3番目に平均得点が高い選手として活躍を残しています。
来シーズンは1,770万ドルのプレイヤーオプションがありますが、今年のオフシーズンに自身の市場価値を試してみたとしても、不思議なことではないでしょう。
ジョーダン・クラークソン
チーム | ユタ・ジャズ |
契約状況 | 無制限FA |
クラークソンはリーグ最高のリザーブの一人として、クリーブランド・キャバリアーズかジャズへトレードされた後も、チームとうまく適合しました。
どのチームもベンチから得点を挙げられる選手を必要とするため、クラークソンはオフシーズンにいくらかの選択肢を得られそうです。
ダリオ・サリッチ
チーム | フェニックス・サンズ |
契約状況 | 制限付きFA |
サリッチは過去4シーズンで3チームに所属していますが、サンズでは良いパフォーマンスを見せています。
現代のNBAに適したストレッチ4ということもあり、多くのチームの関心を集めることになりそうです。
ジェイ・クラウダー
チーム | マイアミ・ヒート |
契約状況 | 無制限FA |
3ポイントシュートに安定性が見られれば、クラウダーの市場価値は大きくなります。
ユタ・ジャズや、メンフィス・グリズリーズでは失敗したものの、ヒートではうまくやっており、ベテランのロールプレイヤーということも相まって、多くの関心を集めることができるでしょう。
トリスタン・トンプソン
チーム | クリーブランド・キャバリアーズ |
契約状況 | 無制限FA |
トンプソンは今シーズン平均12.0得点、10.1リバウンドを記録しており、数字の面では魅力的なフリーエージェントの一人です。
また、今シーズンは少しですが3ポイントシュートにも挑戦しており、この本数を伸ばすことができればより大きな戦力としても期待できるでしょう。
ケント・ベイズモア
チーム | サクラメント・キングス |
契約状況 | 無制限FA |
今シーズンの前半を過ごしたポートランド・トレイルブレイザーズでは苦労したベイズモアですが、トレードされたキングスではそれなりに適合できたようで、成績は向上しました。
ただし、ウィングのベテランはいくつかのチームから関心を集めることは予想されるものの、今シーズンの1,750万ドルの契約は下回ることになるでしょう。
ジェフ・ティーグ
チーム | アトランタ・ホークス |
契約状況 | 無制限FA |
ティーグは今シーズン、ミネソタ・ティンバーウルブズとアトランタ・ホークスの両方でリザーブを任されていました。
興味深いことに、今年のフリーエージェントにはポイントガードの選手が少ないため、彼の獲得に関心を示すチームは少なくないかもしれません。
レジー・ジャクソン
チーム | ロサンゼルス・クリッパーズ |
契約状況 | 無制限FA |
ジャクソンはデトロイト・ピストンズとの契約を最後まで履行することができませんでしたが、新たに契約を結んだクリッパーズで2度目のチャンスを得られる可能性があります。
ジャクソンと契約したチームは、彼が健康状態を取り戻し、成功してくれることを願っています。
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