コービー・ブライアント、ティム・ダンカン、ケビン・ガーネットを含む計9人が、ネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂入りを正式に果たしました。
The Naismith Hall of Fame Class of 2020: Kobe Bryant, Tim Duncan, Kevin Garnett, Tamika Catchings, Kim Mulkey, Barbara Stevens, Eddie Sutton, Rudy Tomjanovich and Patrick Baumann.
— Tim Bontemps (@TimBontemps) April 4, 2020
受賞者は以下の通りです。
- コービー・ブライアント(元NBA選手)
- ティム・ダンカン(元NBA選手)
- ケビン・ガーネット(元NBA選手)
- ルディ・トムジャノビッチ(元NBA選手、元コーチ)
- エディ・スットン(大学男子バスケットボールコーチ)
- タミカ・キャッチングズ(元WNBA選手)
- キム・マルケイ(大学女子バスケットボールコーチ)
- バーバラ・スティーブンス(大学女子バスケットボールコーチ)
- パトリック・バウマン(元FIBA事務総長)
殿堂入りには名誉委員会で24票中18票が必要となりますが、今年は候補者全員が殿堂入りを果たすことになりました。
殿堂入りを果たした人物が成し遂げた主な功績は、以下の通りです。
コービー・ブライアント
通算18回のオールスター出場と、5度の優勝経験を持つ元NBA選手。2008年にはファイナルMVPを受賞し、キャリア通算得点は歴代4位。2006年、2007年には得点王となりました。
ティム・ダンカン
3回のシーズンMVPや、5回の優勝経験を持つ元NBA選手。ブライアントと同様にオールNBA選出回数は通算15回を誇り、キャリア通算リバウンド数は歴代5位、ブロック数は歴代6位を記録しました。
ケビン・ガーネット
通算15回のオールスター出場や、1回のシーズンMVP(2004年)、1回の最優秀守備選手賞(2008年)を受賞した元NBA選手。2008年にはボストン・セルティックスで優勝を経験したほか、キャリア通算得点、リバウンド数、ブロック数、スティール数では、いずれも歴代20位以内にランクインしています。
ルディ・トムジャノビッチ
トムジャノビッチは、NBA優勝とオリンピック優勝を経験したわずか3人のコーチのうちの1人。1990年代にヒューストン・ロケッツの指揮官として2回の優勝に導いたほか、選手としても5回のオールスター出場経験を持っています。
エディ・スットン
スットンは大学バスケットボールで年間最優秀コーチに4回選出され、異なる4校でNCAAトーナメントを制覇した史上初の人物です。
タミカ・キャッチングズ
通算10回のオールスター出場経験を持つ元WNBA選手。オリンピック優勝経験は4回あり、2011年にはシーズンMVPにも選出されました。
キム・マルケイ
ベイラー大の女子バスケットボールコーチを務めるマルケイは、昨シーズンを含めNCAAトーナメント制覇を3回も達成しています。
バーバラ・スティーブンス
40年以上に渡って大学バスケットボールのコーチを務める人物。NCAA女子バスケットボール史上5人目となる通算1,000勝を達成しています。
パトリック・バウマン
国際バスケットボール連盟(FIBA)の事務総長を務めていました。