考察

リーグ最高のシューターとして、トレイ・ヤングはステフィン・カリーを超えることができる?

アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングは水曜日、シャキール・オニールが司会を務めるポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』に出演した時、オニールからこのように尋ねられました。

NBAで最高のシューターとして、ステフィン・カリーを追い抜くには何年かかるのか――。



キャリア2年目のヤングへ尋ねるにはあまりにおかしな質問であり、カリーが史上最高のシューターとして歩んだキャリアを称賛することでヤングは質問を回避しようとしましたが、オニールはその答えに満足していませんでした。

そして何度も遠回りした末にヤングは諦め、オニールが望む答えを導き出しました。

1年だ――。

何年かかるかはさておき、リーグ最高のシューターとして、ヤングはカリーを超えることができるのでしょうか?

今シーズンのヤングは平均29.6得点、9.3アシストと素晴らしいシーズンを送り、3ポイントシュート成功率でも36.1%と決して悪くない数字を残しました。

しかし、その成功率ではカリーに及ばないことも明らかです。

今と10年前ではNBA全体のプレイスタイルも異なるため、キャリア初期のカリーも今ほど多くの3ポイントシュートを打っていませんが、それでもカリーは最初の2年間で平均43.9%の成功率を記録しました。

今シーズンこそ多くの欠場もあり、シーズンを通じて戦うことはできなかったものの、コンディションを維持すればカリーが平均40%以上を記録できることは間違いありません(少なくとも、これまでのシーズンは全て平均40%以上を記録していた)。

そのためシューターの観点で言えば、ヤングがカリーを追い抜くには”精度”で飛躍的な向上が必要となります。

とはいえ何度も言いますが、これはキャリア2年目の選手にするような質問ではなく、オニールの意地悪な煽りだと捉えるべきでしょう。

ただ、ヤングもオニールを満足させるために「1年」という答えを出したのかもしれませんが、そこには彼なりの自信もあったはずです。

キャリア2年目にして、それもポイントガードとしてNBAで通用する選手になるには、時にヤングのような自信も必要となってきます。

ヤングがすぐにカリーを追い抜くことは難しいかもしれませんが、彼の自信がさらなる成長に繋がることに期待しましょう。

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『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

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