インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポは最近、右膝大腿四頭筋の断裂から復帰した今年1月の出来事について、コンディションが「80%に達していたと言えば嘘になる」と語りました。
なぜ彼はそのようなコンディションで復帰することを決めたのか――。
それは、オラディポの見据える究極の目標がまだ遠くにあるためなのかもしれません。
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ビクター・オラディポが1月の復帰について「80%も達していたと言えば嘘になる」
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『The Athletic』のマイケル・リー記者とのインタビューで、オラディポは究極の目標や、自分自身を証明する必要性などについて語りました。
「結論から言えば、僕は自分の名前を偉大な選手の一人として呼んでもらいたかった。だから今回の右膝大腿四頭筋の怪我は起きたけど、僕の仕事もレガシーも終わっていない。この膝の怪我を”ちっぽけな問題”と言う人もいると思う。だけど昔、ある人は僕にこう言ったんだ。”君の進む道が簡単なら、君は間違った道を進んでいることになる”ってね。だから、僕はこの怪我を”ちっぽけな問題”とは言いたくない」
「個人的には、自分はまだリスペクトされていないと感じている。それはそれで構わない。僕にはまだ証明することが山ほどある。全世界に僕の名前を知らしめたいんだ。それが僕がバスケットボールをやり、今まで以上に強くなって戻ってくる理由だ。まだ達成しなければならないことも、達成したいこともたくさんある」
「僕はレジェンドになりたい。だからハードにプレイしている。誰も僕のことを知らなかった時を覚えているから、それが日々の生活の支えとなっている。それが僕をよりハードにさせる。多くのことをやらなければいけないから、休んでいるなんてことは難しいのさ」
結果的にオラディポは復帰後の13試合でリズムを取り戻すことに苦労しましたが、2017年にペイサーズへトレードされて以降、エースとしての地位を確立するまで成長した彼であれば、今度こそ100%のコンディションでコートに戻ってきてくれるはずです。