8月29日(日本時間30日)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ対ロサンゼルス・レイカーズのプレイオフ1回戦の第5戦は、レイカーズが131-122で勝利しカンファレンス準決勝進出を決めました。
一方で、ブレイザーズの今季はこれで終了となり、今季序盤にブレイザーズと契約を結んだカーメロ・アンソニーもこのオフシーズンにフリーエージェントとなります。
アンソニーは今季最後となった試合で40分間に出場し、27得点、7リバウンドを記録しました。
それはチームを勝利に導くには不十分だったかもしれませんが、アンソニーがまだNBAでプレイできることを証明するには十分なものだったと言えるでしょう。
約1年間のフリーエージェントを経てブレイザーズと契約を結んだアンソニーでしたが、彼の今季は間違いなくオクラホマシティ・サンダーやヒューストン・ロケッツで過ごした時間よりも素晴らしいものでした。
そのため、アンソニーは試合後に記者団に対し、「来季もポートランドでプレイできることを祈っている」と残留を希望するコメントを残しました。
「正直、ポートランドにホームを見つけたと思っている。組織やチームメイトに馴染み、彼らも僕に馴染んでくれた。…最終的には、ポートランドに残留できることを本気で願っている。ここならもう一度チャンスを得ることができる」
今季、アンソニーとブレイザーズの契約はミニマム契約でした。
もし、アンソニーが再びミニマム契約を受け入れるのであれば、ブレイザーズは間違いなく両手を広げて彼を歓迎するでしょう。
しかし、もし彼がそれ以上の契約を望む場合、事態はもう少し複雑になります。
ブレイザーズは来季も約9,000万ドルの契約が既に保証されており、それに加えてローテーションプレイヤーのハッサン・ホワイトサイドや、トレバー・アリーザのフリーエージェントが関わってきます。
さらに、今季のブレイザーズはディフェンシブ・レーティング(100ポゼッションあたりの平均失点)でリーグ27位を記録したため、ミッドレベル例外条項を使ってスコアラーよりもディフェンスに優れた選手を獲得しようと試みる可能性があり、これによってサラリーの柔軟性がより失われることも考えられるでしょう。
そして新型コロナウイルスの影響でコスト削減を強いられるチームも多いため、リーグでのアンソニーに市場価値というのも予想しづらくなっています。
ただ少なくとも、今季のアンソニーがミニマム契約以上の活躍を残したことは明らかです。
アンソニーが加入した時のブレイザーズは苦戦を強いられて下位に沈んでいましたが、最終的には第8シードでプレイオフ進出を決めており、彼はその中で重要な役割を担っていました。
もちろん、健康なブレイザーズのロスターでは、アンソニーの役割や優先順位が変わることもあるでしょう。
しかし、アンソニーがブレイザーズから再契約のオファーを受け取るには十分な理由があるはずです。
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