カンファレンス準決勝でロサンゼルス・クリッパーズと戦うチームは、9月1日(日本時間2日)に行われるユタ・ジャズ対デンバー・ナゲッツのプレイオフ1回戦第7戦の勝者によって決定します。
注目したいのは、やはり今シリーズを引っ張ってきた両チームの選手――デンバー・ナゲッツのジャマール・マレーと、ユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルでしょう。
延長戦の末に第1戦を制した後、ナゲッツはペースを崩して一気に3連敗を喫しました。
しかし、そんなチームの危機を救ったのがマレーでした。
ここ3試合のマレーは、まさにアンストッパブルな存在となっています。
第4戦は敗れこそしたものの50得点を記録し、第5戦では42得点、第6戦では再び50得点を記録しました。
プレイオフで3試合連続40得点以上を記録したのは、2001年のアレン・アイバーソン以来の快挙であり、3試合で計142得点を記録したのは、過去を見ても1965年のジェリー・ウェストと、1988年のマイケル・ジョーダンしかいません。
マレーは常に一貫したスター選手というわけではありませんが、今シリーズに関して言えば、彼が歴代のスーパースターに匹敵するほどのパフォーマンスを見せているのは明らかです。
一方で、ミッチェルも同様に爆発力を持っています。
彼も今シリーズでは2度も50得点以上を記録しており、シリーズ平均では1試合あたり38.7得点でリーグトップに立っています。
しかし、第6戦でミッチェルは44得点を記録しながらも、マレーのパフォーマンスによってジャズを勝利に導くには不十分であったことを考えると、ミッチェルは自分の限界をさらに伸ばす可能性があります。
第7戦ほど、NBAのプレイオフで不確実なものはありません。
マレーとミッチェルは、第7戦でも同様に40得点、50得点と大暴れするのでしょうか?
それとも、どちらか一方、あるいは両方が、最後にスローダウンしてしまうのでしょうか?
ただ少なくとも言えるのは、彼らが今シリーズを歴史的なものにしてきたのは明らかであり、どのような結末になったとしても私たちは彼らを称賛することができるでしょう。
ほんの1ポゼッションを変えるXファクターは別の選手かもしれませんが、試合全体を通じて第7戦の命運を決めるのは、やはりマレーとミッチェルのパフォーマンスに懸かっています。
【投票】
- デンバー・ナゲッツ 64%, 14 票14 票 64%14 票 - 64%
- ユタ・ジャズ 36%, 8 票8 票 36%8 票 - 36%