2011年から2017年にかけてニューヨーク・ニックスとカーメロ・アンソニーが過ごした時間は、成功と呼ぶには程遠いものでした。
しかし、今季にアンソニーがポートランド・トレイルブレイザーズで”復活”を果たしたことによって、ニックスはかつてのエースと再開することを望んでいる可能性があると、『New York Post』のマーク・バーマン記者が伝えています。
バーマン記者によれば、今年3月にレオン・ローズがニックスの新たな球団社長に就任して以降、彼は常にアンソニーに関心を持っていました。
アンソニーとローズには繋がりがあり、ローズは過去にアンソニーのトップのクライアントの一人であっただけでなく、昨年にはアンソニーのブレイザーズへの加入を支援していたようです。
また、バーマン記者はニックスに明確なスモールフォワードが居ないことから、アンソニーの獲得は理にかなっているとも指摘しました。
確かに、アンソニーは今年のオフシーズンにフリーエージェントになるため、ニックスにもチャンスは訪れるでしょう。
しかし、ニックスがアンソニーに関心を抱いていたとしても、その関心が相互にあるとは限りません。
最近、ブレイザーズのプレイオフ1回戦敗退が決まった後、アンソニーは「ホームを見つけた」と、ブレイザーズに残留することについて意欲的なコメントを残しました。
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1回戦で敗退も、ブレイザーズに残留することを望むカーメロ・アンソニー「ホームを見つけた」
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アンソニーは、快適な環境がある中で新たな挑戦をすることには消極的です。
「快適で、ありのままの自分を発揮できる場所を見つけたなら、その場所に居たいと思うもの。何かが上手くいっているときに、違うことを試す必要はない」
また、ブレイザーズの選手たちもアンソニーが残留することを望んでいます。
チームメイトのCJ・マッカラムは、アンソニーについて「皆は彼が居てくれることに感謝している」と語りました。
「来季も彼が戻ってくることを望んでいるけど、(アンソニーの貢献度は)僕の給与(約2,750万ドル)を超えるほど」
今季のアンソニーはブレイザーズのミニマム契約を結んでいましたが、彼の貢献度はマッカラムの給与ほどではないにしても、ミニマム契約以上のものであったことは明らかです。
ブレイザーズは今年のオフシーズンにサラリーの柔軟性がほとんどないため、アンソニーが再びミニマム契約を受け入れるのであれば、チームは喜んで彼を再び迎え入れるでしょう。
アンソニーは約1年間に渡るフリーエージェントを経験していた中で、プレイする機会を与えてくれたブレイザーズに「感謝している」と述べているため、彼の忠誠心がミニマム契約も受け入れる可能性はもちろん考えられることです。
しかし、アンソニーがより多くの給与を求めていたらどうなるでしょうか?
ニックスは今年のオフシーズンに他のほとんどのチームよりサラリーキャップを生み出すことができます。
今はまだアンソニーがニックスへの移籍に関心を持っていなかったとしても、潜在的にはかつてのエースと再開を果たす可能性があることも、また事実なのです。
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