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MVP争いでレブロン・ジェームズに投票しない者について、JR・スミスは「失礼なこと」

ベテランガードのJR・スミスのキャリアを語る上で、レブロン・ジェームズは必要不可欠な存在です。

2016年のクリーブランド・キャバリアーズでの優勝と、今年のロサンゼルス・レイカーズでの優勝――スミスが2度もチャンピオンリングを獲得できた理由の大部分は、ジェームズのおかげであるといっても過言ではないでしょう。

当然ながら、スミスはジェームズが自身のキャリアを素晴らしいものにしてくれたことを理解しています。

最近、『CBS Sports』のポッドキャスト『All Things Covered』に出演したスミスは、ジェームズを高く評価するとともに、彼が今年もシーズンMVPを逃したことについて不満を漏らしました。

「長きに渡って、多くの人々が彼の失脚に期待していた。彼は毎年MVPを受賞する可能性があるにも関わらず、議論になれば彼はいつも3番目だ。ヤニス(アデトクンボ)かジェームス(ハーデン)だったり、ラス(ラッセル・ウェストブルック)だったり、別の誰かと誰かだったりする。…人々は偉大さを目の当たりにすることに飽き飽きしている。それって失礼なことだと思う。彼にMVPを与えずして、世界最高と呼べる選手が居るのだろうか?自分はそれが理解できない。彼はどのチームでも優勝争いができるんだよ」

All Things Covered

ジェームズのシーズンMVPと優勝の回数はどちらも同じ4回ですが、優勝は今年達成したのに対し、最後にシーズンMVPを受賞したのは2013年となっています。

もちろん彼はその間も大半のシーズンでMVPレースの上位に入っており、全てのシーズンで少なくとも1票は獲得しました。

▼レブロン・ジェームズのMVP投票の成績(2013年以降)

順位MVP
20131位レブロン・ジェームズ
20142位ケビン・デュラント
20153位ステフィン・カリー
20163位ステフィン・カリー
20174位ラッセル・ウェストブルック
20182位ジェームズ・ハーデン
201911位タイヤニス・アデトクンボ
20202位ヤニス・アデトクンボ

ジェームズの試合への影響力と、その一貫性を考えると、彼がシーズンMVPを逃し続けているのは何とも不思議なことでしょう。

また、スミスは同ポッドキャストの中で、2016年のキャバリアーズと、現在のレイカーズを比較した興味深いコメントを残しました。

「レイカーズの”サイズ”は、クリーブランドに無かったと思う。クリーブランドは気骨があって、ハードにプレイし、はるかにディフェンスが厄介だった。だけど、レイカーズにはアンソニー・デイビスやドワイト(ハワード)が居て、マーキーフ・モリスも居るからラインナップを切り替えることができた。(キャバリアーズ時代の)僕らはそこまで多様ではなかったよ。ロサンゼルスは何通りものプレイができたけど、クリーブランドは一通りのプレイしかできなかったのさ。…レイカーズが大きすぎるだけなんだと思うけどね」

All Things Covered
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