ボストン・セルティックスのフォワードであるゴードン・ヘイワードは、来季のプレイヤーオプションを行使してチームに残留するか、破棄して今年のオフシーズンにフリーエージェントを迎えるか、選択する必要があります。
噂によれば、ヘイワードはプレイヤーオプションを破棄する可能性の方が高いようですが、もし彼が残留を選んだとしても、来季の開幕をセルティックスの一員として迎えられるかどうかは分かりません。
ヘイワードの来季のプレイヤーオプションは3,419万ドルと非常に高額であるのに対し、過去3シーズンの彼のパフォーマンスは、契約に見合ったレベルとは言い切れないためです。
そのため『ESPN』のザック・ロウ記者は、ヘイワードがプレイヤーオプションを行使した際に、彼がトレードされる可能性があることを報じました。
ロウ記者によれば、ヘイワードに噂されているトレード先は、次の3つのチームのようです。
ポートランド・トレイルブレイザーズ
ボストン・セルティックス | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
ゴードン・ヘイワード | ロドニー・フッド トレバー・アリーザ ザック・コリンズ 保護付きの1巡目指名権 |
インディアナ・ペイサーズ
ボストン・セルティックス | インディアナ・ペイサーズ |
ゴードン・ヘイワード | マイルズ・ターナー その他 |
ユタ・ジャズ
ボストン・セルティックス | ユタ・ジャズ |
ゴードン・ヘイワード | ルディ・ゴベア エネス・カンター 1巡目指名権 |
中でも、ジャズとのトレードの噂は注目です。
ヘイワードは2010年から2017年にかけてジャズの中心選手としてチームを牽引し、最後のシーズンとなった2016-17シーズンには自身のキャリアで唯一のオールスター出場も果たしていました。
リーグ屈指の守護神であるルディ・ゴベアを手放す可能性があるとはいえ、ヘイワードの古巣復帰と、若きスターのドノバン・ミッチェルとのデュオが、チームにどのような影響を与えるかを見届けるのは面白いかもしれません。
少なくとも、セルティックスがジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカー、ジェイレン・ブラウンの3人を手放すことはないでしょう。
その代わり、セルティックスのダニー・エインジ球団社長は、彼ら以外の資産を活用してベンチを補強したいと考えているという噂があります。
セルティックスがヘイワードを活用してベンチを補強したいと考えている場合、これは噂ではありませんが、ダラス・マーベリックスとのトレードも合理的な選択肢となるかもしれません。
その場合、考えられるトレードは以下のようになります。
ボストン・セルティックス | ダラス・マーベリックス |
ゴードン・ヘイワード | ドワイト・パウエル デロン・ライト ティム・ハーダウェイJr. |
マーベリックスはルカ・ドンチッチ、クリスタプス・ポルジンギスに次ぐ3番目の得点源となる選手が加入すれば、昨季以上の好成績を見込めるようになります。
昨季、ティム・ハーダウェイJr.はチームで3番目に高い平均15.8得点を記録しましたが、彼に代わって昨季平均17.5得点を記録し、プレイオフ経験もあるヘイワードが加入するのは、若いスターを中心とするマーベリックスにとって非常に心強いでしょう。
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もちろんセルティックスにとっても、ヘイワードに代えて上記の3人の選手を獲得することで、より一層のベンチの補強を試みることができます。
いずれにしても、2020年のフリーエージェントも間近に迫っており、特に競争力のあるチームにとってヘイワードは大きな戦力でもあるため、プレイヤーオプションやトレードの有無について今後も注目していきたいところです。
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