ジョン・ウォールは昨年12月上旬、10年間を過ごしたワシントン・ウィザーズからヒューストン・ロケッツにトレードされました。当初、ウォールがチームにトレードを要求したことが噂になっていましたが、1月26日(日本時間27日)に行われた古巣との初対戦の前、ウォールは自身のトレード交渉が進んでいることを知らされていなかったと明かしました。
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トレード後にウィザーズと初対戦を迎えるジョン・ウォール「終わったと思ってトレードしたチームを倒したくないわけがない」
そのため、ウォールは今でも元チームメイトを陰ながら応援しています。『The Athletic』のフレッド・カッツ記者によれば、ウォールは今季のウィザーズの試合を全てチェックしており、なかでも相棒としてウィザーズの強力なバックコートを共に築き上げてきた、ブラッドリー・ビールの活躍に注目していると語りました。
「”(ウィザーズの試合を)まだ全部観ている”って皆に言ってるよ。ブラッドリー・ビールを観たくない奴なんているのか?彼の数字やプレイを応援したい。ブラザーであることを除いても、彼は素晴らしいバスケットボール選手だ」
ウィザーズが6勝17敗でイースタン・カンファレンス最下位に沈むなか、ビールはリーグ最多の平均32.8得点を記録しており、個人的にはキャリア最高のシーズンを送っています。
一方、約2年間のリハビリを経て2020-21シーズンに復帰したウォールは平均19.1得点、3.9リバウンド、6.1アシストを記録しています。負傷以前の5年連続オールスター選出を果たした頃のような生産性は無いものの、彼は今でも新天地で堅実な活躍を続けています。
2月15日(同16日)、ウォールとロケッツは再びウィザーズと対戦することになります。ただ、ロケッツのホームで試合が行われた前回とは異なり、今回はウィザーズのホームで試合が行われます。ファンは元気にプレイする彼に立ち会うことができませんが、ウォールは大きな歓迎を受けることになるだろうと語りました。
「正直に言うと、とてつもない歓迎になると思う。それ以上は期待してないさ。逆にそれ以下だったらショックを受けるよ」
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