コメンテーターとして何度も物議を醸す主張をしてきたNBAレジェンドのポール・ピアースが、興味深い主張で再び注目を集めています。
ピアースが今回言及したのは、ダラス・マーベリックスでキャリア3年目を過ごす21歳のルカ・ドンチッチのことでした。『NBA Central』によれば、ピアースはドンチッチについて「おそらくNBAで最もスキルに秀でた選手」とコメントしたのです。
"He’s probably the most skilled player in the NBA."
— NBA Central (@TheNBACentral) February 15, 2021
- Paul Pierce on Luka Doncic pic.twitter.com/rjSyWPnJZ3
ドンチッチが卓越したスキルを持っているのは疑いようのないことです。シュート、ドライブ、パス、いずれにしても彼は様々な方法で得点に絡んできます。実際に今季も平均29.1得点、9.4アシスト、フィールドゴール成功率 47.5%を記録しており、平均24.0得点、9.0アシスト、フィールドゴール成功率 43.0%以上を記録している選手は他にはいません。
しかし「NBAで最も」という称号を付けると、周囲の目は途端に厳しくなります。「スキル」という言葉は多面的な意味を持っているため、ピアースがドンチッチの何に優れていると言っているのかは分かりません。ただ、いずれにしてもピアースの言葉は、ある方面でドンチッチがリーグを支配しているという印象を与えます。
ドンチッチを擁する今季のマーベリックスは、13勝15敗でウェスタン・カンファレンス10位と昨季よりも苦戦を強いられており、最近ではドンチッチも自身が「今年のMVPに含まれるべきではない」と言及していただけに、ピアースの主張は周囲から受け入れ難いものとなっているようです。
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ルカ・ドンチッチ「今年のMVPの議論に含まれるべきではない」