カイリー・アービングとケビン・デュラントが、ブルックリン・ネッツで一緒にプレイすることを望んだように、カワイ・レナードもポール・ジョージと、ロサンゼルス・クリッパーズで一緒にプレイすることを望みました。
しかし、クリッパーズは別のシナリオを検討していたかもしれません。
『The Athletic』のジョバン・ブハ―氏とサム・アミック氏によれば、クリッパーズはブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)とジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)の獲得を狙っていた可能性があるようです。
情報筋によれば、クリッパーズはブラッドリー・ビールとジェームズ・ハーデン(の獲得)について問い合わせていたが、どちらのスターも獲得可能ではなかった。
これが事実であれば、クリッパーズの大胆不敵な行動は恐ろしいものです。
他チームから見れば、ビールは最も移籍するべきスター選手の一人として評価されているため、クリッパーズが狙うのは理にかなった行動だと言えるでしょう。
しかし、ウィザーズがビールの放出を拒んでいるため、トレードが実現することはありませんでした。
ハーデンは、より興味深い選択肢です。
ロケッツでハーデンとクリス・ポールの限界が見えていたならば、それを解体するまでは分かっていたとしても、必ずしもポールが放出される側とは限りません。
結局はそれも実現しなかったものの、クリッパーズがオクラホマシティ・サンダーとのトレードで放出した5つのドラフト1巡目指名権や、シャイ・ギルシャス・アレキサンダー、ダニーロ・ガリナリといった資産は、大半のスター選手のトレードを可能にするものです。
とはいえ、冒頭でも言ったようにレナードはジョージとのプレイを望んでいました。
クリッパーズにとっても、レナードとジョージの獲得は最適解であると信じることができるため、ビールやハーデンを獲得できなかったのはむしろ良かったことでしょう。