ビンス・カーターはNBA記録となる22年目のシーズンをプレイするために、アトランタ・ホークスと再契約を結びました。
多くの人々がそれを祝福するのは当然のようにも思えますが、どうやらそれに否定的な識者も居るようです。
『The Athletic』のクリス・キルシュナー氏によれば、かつて3度のオールスター出場経験のあるギルバート・アリーナス氏は、カーターの現役続行について正直な意見を述べました。
「ここで正直になろう。ビンスか、若い選手のどちらかを取ることになる。そしてビンスを選ぶだろう。彼は20年間もプレイしている。彼の5%は賢いバスケットボールだから、彼の5%は若い選手の100%よりも優れていることになるね。彼ら(若い選手)がその経験を積むまで、コーチは若い才能を見落とすことになるよ」
アリーナス氏は、続けて語ります。
「最後のベンチに座れた選手か、外された選手なら、ビンスのような選手を見て”おいおい、待ってくれよ”って言う。ビンスに利点は無いんだ。他の誰かが加わって、次のビンス・カーターになろうよ」
代わりにアリーナス氏は、カーターがNBAに携わる仕事をすればいいと提案しました。
「ビンスはコーチとしてベンチに居るか、あるいは意見を言えるオフィスに居るべきだよ」
非情になってビジネスだけを追求すれば、カーターがコーチやフロントオフィスの役職に就き、若い選手を育成するというのは理にかなっています。
しかし、カーターはNBAにとって特別な存在であって、私たちは彼が成し遂げてきたことを称賛するべきでしょう。
アリーナス氏の意見に理解を示さないわけではありませんが、彼の意見を全面的に支持することもできません。