オクラホマシティ・サンダーは、ヒューストン・ロケッツにラッセル・ウェストブルックをトレードした代わりに、クリス・ポールを獲得しました。
サンダーが、元よりポールを維持する計画であったかは定かでありませんが、どうやら現時点で物事はその方向に進んでいるようです。
『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏は「The Jump」に出演した際、サンダーが若い選手への指導を目的として、ポールをチームに残す印象を与えているかもしれないということを伝えました。
「経営陣が期待しているのは、”クリス・ポールをトレードするつもりは無い。ここに彼が必要だ。私たちは彼を、若い選手たちのユニットの一部として必要としている”とメッセージを出すことだ。彼らは、彼をトレードしてパニックに陥ったと、誰にも思わせたくないのだ。彼らは、誰かがクリス・ポールを必要とする場所で、何かが起こることを望んでいる」
つまり、サンダーがポールを不良債権のように放出する意思は無いということです。
おそらく、他のチームがポールを本当に必要だと感じて、オファーを提示してきた場合に限り、ポールを手放すのでしょう。
以前ウィンドホースト氏は、ポールがヒートにトレードされない理由として、ヒートが彼の4,400万ドルのプレイヤーオプションを望んでいないからだと伝えました。
[kanren postid="13992"]しかし、もしヒートがそれを受け入れてトレードを提示していれば、成立していた可能性があります。
再建段階に入るサンダーにとって、今後数年間の多額な契約を持つポールを残すのは最適ではないしれませんが、彼がシーズン開幕をサンダーで迎えることになっても、それは決してチームが努力を怠ったわけではありません。
加えて、5月に34歳を迎え、近年は怪我が目立つポールですが、彼はまだ高いレベルでプレイすることができます。
サンダーは次のトレード期限までに、本気でポールの獲得を望むチームを待つこともできるでしょう。