2019 FIBAワールドカップの敗戦を受けて、NBAのスター選手たちは、2020年の東京オリンピックに出場したいと考えるでしょうか?
フランス代表で、ユタ・ジャズでプレイするビッグマンのルディ・ゴベアは、アメリカ代表のスター選手不足が今後も続くと考えています。
ゴベアは『New York Times』のマーク・ステイン氏とのインタビューで、アメリカ代表にスター選手が揃わない理由の一つとして、現代NBAの仕組みの影響だと語りました。
「最高の選手全員が揃うことを望んでいるけど、それは絶対に起こらない。彼らは何よりも、自分自身について考えるんだ。それは理解出来るよ。ビジネスだからね。僕たちはみんな、家族を養わなくてはいけないんだ」
FIBAは1932年から存在していますが、まだアメリカの文化の一部となっていません。
つまり文化の一部となる――ワールドカップに出場することが、さも当然のようにならなければ、スター選手でロスターを埋めることは出来ない、というのがゴベアの考えです。
しかしゴベアが言うように、同時に選手にとってNBAでプレイすることはビジネスであり、国を代表することは怪我などのリスクを負う一つとしても見て取れるため、それは仕方のないことでしょう。
少なからず、現在の風潮では今後何年にも渡って、アメリカ代表はスター選手不足に悩まされ続けるのかもしれません。