ヒューストン・ロケッツのゼネラルマネージャーであるダリル・モーリー氏が、香港の民主化運動を支持するツイートを投稿したことによって、NBAと中国の論争は始まりました。
最新の情報では、中国の国営メディアは、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏がモーリー氏を擁護し続けたことで、”報復”を受けることになると伝えています。
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中国で行われた2試合のプレシーズン戦が終わった後、シルバー氏はニューヨークで行われた『Time 100 Health Summit』でのインタビューで、中国からモーリー氏の解任の要求があったことを明かしました。
「そのようなこと(モーリー氏の解任)が起きる可能性は無いと伝えました。私たちも、彼に懲罰を与えるようなことはありません」
ただ一方で、『The South China Morning Post』のキャサリン・ウォング氏によれば、中国外務省のスポークスマンであるゲン・シュアン氏は、中国はそのような要求をしていないと述べています。
その代わり、シュアン氏は次のように語りました。
「シルバー氏は、自らを言論の自由の戦士と表現する努力を惜しまず、香港の暴力的な役者たちを支持したモーリー氏を擁護する口実として、言論の自由を利用してきた。これは中国国民の一線を超えることになった」
また、中国の国営メディアはシルバー氏の考えを”ダブルスタンダード”だと指摘し、国際舞台で中国を中傷したと伝えています。
「アメリカの政治家を喜ばせるために、シルバー氏は嘘をでっち上げ、中国を容赦のない国として描こうとした。遅かれ早かれ報復を受けるだろう」
モーリー氏のツイートは既に削除されていますが、それでも中国からの反発を止めることはできず、いくつかの中国企業は彼を非難し、中国で最も人気のあるチームの一つであるロケッツとの商業的な繋がりを絶ちました。
金曜日には、シルバー氏はリーグへの財政的な影響について「既に相当なもの」とコメントしました。
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